HR Iwate

ひと/体験/実践を通じた探究テーマを支援✧*。 ▽about HR Human Res…

HR Iwate

ひと/体験/実践を通じた探究テーマを支援✧*。 ▽about HR Human Resource Hometown Return Hybrid Research 日々の探究活動の様子やプロジェクトの進行に関するインフォメーションを発信していきます

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HR Iwateプロジェクトとは

HR Iwateは、学内だけでは得られない 『ひと』『体験』『実践』を通じて、未踏的な探究テーマの具現化や実現を目指すプログラムです。 地元のベンチャー企業や事業を支援する経営者やリーダーとの出会い、ライフサイエンスやヘルステック企業の先端開発現場の体感により、地域との関わりを深めることができます。 岩手県は就職活動時にUターンやIターンが発生しにくいという課題があります。それは地元の産業や企業、人々を知らないまま首都圏の有名大学への進学を目指し、その後地域との関わりが少な

    • ネジカウントシステムの進捗報告: ヒューマンエラーを減少させる新たな技術の展開

      今回は、一関工業高等専門学校の阿部凌央さんが取り組む「ネジカウントシステム」の進捗状況についてご紹介します。このプロジェクトは、製造業の効率化を図り、ヒューマンエラーの削減に寄与することを目指しています。阿部さんのチームは、地域の企業と連携しながら、実際のニーズを反映したシステムの開発に取り組んでいます。 現状と課題製造業では、ネジのカウントが品質管理に直結しています。そのため、カウント作業の精度と効率は非常に重要です。しかし、現在多くの現場では人力でネジを数える作業が行わ

      • HR Iwate プロジェクト中間報告会の様子と取り組みについて

        10月4日金曜日、HR Iwateプロジェクトの中間報告会が開催され、高校生たちが自身の探究活動の進捗を発表しました。 各プロジェクトは社会課題や地域の問題に真剣に取り組んでおり、発表では新たな気づきや課題が共有され、活発な質疑応答が展開されました。特に、技術的な挑戦や地域資源の活用、社会貢献をテーマにした活動が多く見られました。 この報告会を通じて、生徒たちは自らの活動を客観的に振り返り、次のステップに進むための新しい視点を得ていました。また、今後の活動がどのように展

        • 自己成長から社会変革へ:盛岡一高生たちの熱意とビジョン

          探究活動を通して「変えたい」と思っていることは何ですか? これは、個々の生徒たちが日々の探究活動の中で感じた「変えたい」という思いを引き出し、自己成長、技術向上、さらには社会への影響力にまで広がる可能性を探るための問いかけでした。 「自分を変え、自己成長を目指したい」という個人の内面への挑戦、「探究活動の精度を上げ、技術を向上させ、実社会で役立てたい」という実践的な目標、「社会への影響力を高めたい」と語る長期的なビジョン。生徒たちの思いはそれぞれ異なりますが、共通して探究

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        HR Iwateプロジェクトとは

        • ネジカウントシステムの進捗報告: ヒューマンエラーを減少させる新たな技術の展開

        • HR Iwate プロジェクト中間報告会の様子と取り組みについて

        • 自己成長から社会変革へ:盛岡一高生たちの熱意とビジョン

          高校生の探究活動が未来を拓く:盛岡一高生の挑戦と成長、社会への第一歩

          先日HR Iwate プロジェクトの夏合宿2日間にわたって行われました。2日目には盛岡一高の生徒の皆さんにインタビューをさせていただきました。彼らの話を聞いて、感じたことや感銘を受けたことがたくさんあったので、この記事でご紹介いたします。 はじめに大人の皆さんは学生時代にどのようなことを考えながら生活していたかを思い出してみてください。自分の向いていることややりたいことに出会えていましたか?少し前から当たり前のように大学に進学し、就職するのがスタンダードなルートですが、高校

          高校生の探究活動が未来を拓く:盛岡一高生の挑戦と成長、社会への第一歩

          地域のイノベーションを体感:盛岡一高生がHIHで得た知識と刺激

          盛岡一高の生徒たちが、ヘルステックイノベーションハブ(HIH)を訪問しました。その時の様子や、生徒たちが感じたこと、感想をご紹介させていただきます。 HIH視察の成果HIHとは HIH(ヘルステック・イノベーション・ハブ)は、岩手県でヘルスケア関連の新しい製品や事業を生み出し、地域の経済を活性化させることを目指す施設です。また、企業、大学、政府が一緒に研究や交流を行う場所でもあります。 訪問で感じたこと 学生たちは、この訪問を通じて多くの学びに繋がったとのことでした。

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          自転車通学ライフを快適に:険しい通学路でもお弁当の配置を維持

          盛岡一高の女子生徒2名は毎日自転車で通学しているなかで大きな問題に直面しました。それはお弁当がぐちゃぐちゃになってしまうことです。これがきっかけで、彼女たちは自転車の前かごが揺れないようにする方法を探ることから探究活動が始まりました。このテーマに基づいた探究活動は、既に2年間続けられています。 探究の動機及び独自性彼らが探究活動を始めた動機は、毎日の自転車通学でお弁当の中身がぐちゃぐちゃになってしまうことからでした。彼女たちは自転車通学を快適にするため、自転車の前かごが揺れ

          自転車通学ライフを快適に:険しい通学路でもお弁当の配置を維持

          空き家 × 聖地巡礼: 高校生の探究活動から見える未来

          日本全国で増加し続ける空き家の数は、現在約900万戸に上ります。年々増加するこの現象は、周辺住民にとって大きな悩みの種となっています。盛岡一高の2名がこの社会問題に対して独自の視点でアプローチし、解決策を探る探究活動を行っています。 空き家の課題まず、日本の住宅政策を見てみると、新築住宅を増やす政策と空き家を減らす政策が同時に行われており、まるでアクセルとブレーキを同時に踏んでいるかのような状況にあります。この矛盾を解決するため、彼女たちは「空き家 × 聖地巡礼」というテー

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          色覚多様性の社会的課題の解決 :誰もが暮らしやすい社会の創造のために

          色覚多様性、または色覚異常は、特定の色を認識する能力が部分的または完全に欠如している状態を指します。日本では約5%の男性と0.5%の女性が色覚異常を抱えているとされ、日常生活に様々な不便を感じています。 今回は色覚多様性を持つクラスメイトが私生活で困難を経験しているのを見て、社会的課題の解決を目指し探究活動をしている盛岡一高の4名のチームのご紹介です。 色覚多様性に対する課題色覚多様性に対する社会的な理解は依然として低く、多くの人々が色覚多様性を持つ人々の生活の困難さを認

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          酒粕プロジェクト:地域の特産品を活かした持続可能な未来への挑戦

          日本の伝統的な食品である酒粕に、新たな可能性を見出す盛岡一高の3名の探究テーマ「酒粕プロジェクト」 このプロジェクトを通して、彼女たちがどのような社会的課題に取り組み、どのような目標を掲げて活動しているのかをご紹介します。 酒粕とは 酒粕は日本酒の製造工程で生まれる副産物で、栄養価が非常に高い食品です。特に、タンパク質や食物繊維が豊富で、美肌効果や便秘解消、肥満抑制効果が期待されることから、健康志向の消費者に注目されています。しかし、現在では多くの酒粕が廃棄されているとい

          酒粕プロジェクト:地域の特産品を活かした持続可能な未来への挑戦

          ジグソーパズル組み立てロボットの開発: 高校生の挑戦とその社会的意義

          近年、ロボット技術は急速に進化し、多くの分野で実用化されています。そんな中、盛岡第一高等学校の理数情報班の6名が、「ジグソーパズル組み立てロボット」の開発に挑戦しています。このプロジェクトは、単なる技術的挑戦にとどまらず、実社会における多くの課題解決に繋がる可能性を秘めています。 開発の概要と目標彼らの目標は、数十ピースほどのジグソーパズルをほぼ完全に自動で組み立てられるロボットおよびプログラムの開発です。低コストでの実現を目指しており、技術とコストの両面でのバランスを考慮

          ジグソーパズル組み立てロボットの開発: 高校生の挑戦とその社会的意義

          学校資源の循環化:学校給食の残食をどう考えるか

          探究テーマに至った理由盛岡一高の生徒2名が取り組む探究テーマ「学校資源の循環化:学校給食の残食をどう考えるか」は、小学生の頃に目の当たりにした大量の給食残食がきっかけだったそうです。彼らは、この残食を資源として有効活用できないかと考え、さらに生徒や職員に資源循環の重要性を伝えたいという思いから、このテーマに取り組み始めました。 現状把握の方法まずは、地元の小学校や市役所を訪問し、給食の残食データを収集しました。さらに、インターネットで他地域の実践事例を調査し、残食活用の具

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          岩手県内の廃材を使って保護猫支援をしよう!:高校生たちの探究活動が生み出す新しい支援のカタチ

          探究テーマのご紹介第三弾 盛岡一高2年の遠藤優佑さんと阿部未来さんが行う、『岩手県内の廃材を使って保護猫支援をしよう!』をテーマにした探究活動についてをご紹介します。 プロジェクトの背景と目的盛岡一高2年の遠藤優佑さんと阿部未来さんは、共に猫が大好きという共通点から「岩手県内の廃材を使って保護猫支援をしよう!」という探究活動を始めました。 盛岡の保護猫施設の現状を調査し、物資や支援金が不足していることを知りました。また、岩手県内の産業が廃材処理に課題を抱えていることにも気

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          美味しい歯磨き粉を作ろう!:子供たちの歯の健康を守るための探究

          探究テーマのご紹介第二弾 盛岡一高2年の畑山貴緒香さん、佐々木理子さん、佐々木好葉さんが行う、『美味しい歯磨き粉を作ろう!』をテーマにした探究活動についてをご紹介します。 歯の健康は生涯にわたって重要です。しかし、多くの子供たちは歯磨きが嫌いで、歯医者を避ける傾向にあります。この課題に取り組むために、「美味しい歯磨き粉を作ろう!」というテーマで探究活動を始めました。 テーマ設定の背景歯磨きの習慣をつけることは、子供たちの健康を守る上で欠かせません。しかし、現実には歯磨きを

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          仙腸関節リハビリプロジェクト:リハビリ機器開発への挑戦

          HR Iwate social media担当です 2024年7月10日水曜日にHR Iwateプロジェクト発表審査会が開催されました。今回から数回に渡り登壇したチームの発表内容についてご紹介させていただきます。 第一弾は、盛岡第一高等学校2年鹿志村ゆふ花さんの探究テーマである、『仙腸関節リハビリプロジェクト』についてご紹介いたします。 鹿志村さんの挑戦:仙腸関節リハビリプロジェクトの始まり 高校2年生の鹿志村さんが取り組んでいる探究テーマは「仙腸関節リハビリプロジェク

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          プロジェクトロゴ作成ヒストリー

          前回はプロジェクト名決定までをお伝えしましたが、今回はそのプロジェクト名のロゴ作成までのヒストリーをご紹介します! 文字のロゴについて最初に行ったのはフォントのタイプを発散させて、メンバー内でイメージに合うものについて議論しました。 Vが2つ重なっているように見えるWが、value×valueを表現し、協力や協調みたいな意味付けもできそう 視認性の高い太文字 「未踏、突き抜ける、尖る」感じを文字で表現したい 上図の真ん中列の洗練された雰囲気で未踏→先進的でスマートな

          プロジェクトロゴ作成ヒストリー