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エシカルブランドのブランディング【Wellfirm:ウェルファーム】

ここ1年でSDGsという言葉の認知度が78.1%※までになり、(日経MJ 22年1月調べ)認知度が高まり、企業側もSDGsに関連した取組みも以前より、より積極的におこなっているように見える。

エシカルを取り入れた企業も多い。
Wellfirmというブランドを立ち上げた名古屋発の企業もその一つだ。フェアトレードのハーブティとフードロスの削減を目指したドライフルーツの販売をするWellfirm。そのブランドのブランディング、デザインを担当させてもらいました。

エシカルな商品はその名前に反して、単価が高いものが多い。
それはそのプロセスにかかる負担というものがどうしても単価を上げてしまう。
その価値を知り、少し高くても選んでもらえるブランディングを、さてどうしようと悩みながらも進めた。

エシカルを除いても、嗜好品は特にパッケージにこだわったものが多い。
店頭もジャンルに沿ったお店ばかりではなく、ファッションブランドの店舗にも置かれているのをよく見る。
せっかくお気に入りのものを買うのだから、飾っておいても楽しいものが良い。
使い捨てのパッケージではなく、飾っておけるもしくは捨てずにまた使えるパッケージを目指すことがまず一つだった。
嗜好品を楽しみ、エシカルに一番興味があるターゲットは多く存在する。
そして、ライバルブランドも多い。

そこでWellfirmが目指したブランディングは、
「クールな女性の可愛い一面」
部屋の中はモノトーンで決めて、おしゃれにこだわりを持ちつつも、可愛らしいものをコレクションしたくなる。そんな女性は多い。ライバルはその可愛らしさを引いたデザインが目立っていた。
その小さな隙間を狙い今回はブランディングに挑んだ。

ロゴのデザイン

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デザインはクールで可愛いを目指し、 「人と人との繋がり」、「思いやり」などブランドの想いに深く人がかかわることから、wellの「we」に焦点をあて、顔のような印象に。「well」の部分は手描きにすることで、よりフレンドリーな視点を目指した。

ハーブティteafのパッケージデザイン

ミャンマーの農家を救う、化学肥料を一切使わないハーブティ。
女性のお悩みにあった効能も魅力。紙は再生紙、紐にリサイクルサリーを使用。

ギフトパッケージのデザイン

ギフトパッケージ
貼り箱の生成にはバナナペーパーを使用。ザンビアのオーガニックバナナ畑で通常捨てられる茎の繊維を利用した紙。 途上国の貧困解決だけではなく、日本の伝統技術※の継承や雇用創出にもつながる可能性がある。※日本の和紙工場で古紙を加えているため

包装紙のデザイン

ザラ面に印刷し、手触りの面白さとゴールドインキの特別感で捨てたくない紙に。
本のカバーにしたり、ノートの表紙に貼ってみたりしてほしい。
FSC認証紙にツルウメモドキの実の色と白で捻り、ストライプが可愛い紙袋
購入いただいた方へのメッセージカード
紙は竹はだを使用。非木材パルプでありながら竹パルプの繊維により独特の風合いが面白い

ドライフルーツ、セミドライフルーツは2022年4月19日より販売開始。
ハーブティは下記のECサイトよりお求めいただけます。
ご興味のある方はぜひ。


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