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認知行動スキルを研鑽する。父から子へ

テストっていやだよね。今、お父さんは大学院に通っていて、第3Q(クォーター)の課題まみれになっている。プログラミングの試験は先週ボロボロだったし、週末はリポートが3つも仕上げなければならない。

君たち高校生の気分がとても良く分かる。憂鬱なんだよな。

お父さん、高校は男子高だったんだけど、高校2年生の秋頃にいきなり部活に入ったんだよね。ちょうど理系クラスにいて成績は学年で100番目くらいだった。(全部で300人ちょっと/1学年)
で、親もあきれて、なぜ部活をやるのか問いただされた。JAZZ研究会という部活のバンドのベースメンバーが欠員になって、玉突きでキーボードので着るやつを探していて、一本釣りされた感じ。

そのとき、父さんは、「成績を上げるからやらせてくれ」と親に言っちゃった。自分でもどうしてそこまで思い切ったことを言ったか?そのときの気持ちを思い出せないが、宙ぶらりんな日常を打破したかったのかもしれない。

で、週3日放課後バンド練習して、家に帰ってからしぬほど勉強していた。

まあ、勉強しながらラジオを聴いていて、気分転換に「ハガキ職人」というのもやっていた。要は、スタジオトークのお題に投稿するやつ。今は、メールとかsnsで投稿するけど、昔は郵便はがきで送っていたんだ。ニッポン放送の番組や、TBSラジオ、オールナイトニッポンとかを聴いていて、実は、結構採用されていた。学校から帰ると、黄色いニッポン放送の封筒や、TBSのロゴが入った封筒やらが届き、中には記念品のグッズなど送られていた。親は、勉強していないと怒っていたけど。
ウッチャンナンチャン・関根勤さん・小堺一機三・三宅裕司さん・さだまさしさん。いろいろな人にハガキを放送で読んでもらったよ。採用された翌朝は、一部の同級生のヒーローだった。

ずっと一つのことを(勉強)やって息が詰まって自滅する前に、違うことを(バンドとハガキ職人)をそれはそれで頑張っていると、勢いが出て、残った時間にきっちり勉強するという約束(しかも成績を上げます!って宣言)があったので、いかに勉強の密度を上げるかに苦心したように思う。

その結果、2年生の後期期末で理系10位くらい。どこかの国公立医学部には入れるかな、というあたりだった。意外と進学校でさ。

でも、前にも言った色覚異常で文系に進む茨なわけだけど、バンドは高3の夏まで、ハガキ職人は受験直前まで続けた。

結果は某国立大の法学部に後期日程という小論文中心の試験で合格。本命の大学学部にはイケなかった(センター試験のボーダーは超えてた)。

合理的にウェイトを計算しながら、いくつかの物事を並行に思考を動かすのは悪くない。人間は、一日単位でみるとマルチタスクだから。

何とか時間を合理的に過ごしたいと思うなら一回パラレルワークをして見るべきだ。と思う。まあ、体の無理が利く時期にだね。
単純に言うと、気分をガラッと変える時間をちょっとだけでも持つことかな。マンガでもゲームでも、自分に合った気分転換を見つけよう。逃げ道は大事だ。

なお、恋愛を並行にマルチタスクするのだけはお勧めしない。一度だけ「二股」なる状況にトライして、大失敗に終わった。彼女の友達に乗り換えようと思った自分は最低であった。若かったとは言え、そこは、シングルタスク・1コアのCPUでいようね。
なぜ二股って?? だって、好きになっちゃったんだもん。そこは仕方ない。



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