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認知行動スキルで自覚する。父から子へ

模試の順位とか気になるよね。他人が喜んでいることとか、どうも気になるよね。自分がどう思われているのか?気になるよね。

色々と気になる。気になって仕方ない。そんな気持ちはよく分かる。

ま、せいぜい他人を不快にさせなきゃいいんじゃないか?時には不愉快にさせてもいいんじゃないか?と思うようになってきた。

他人と比較すると、きりが無い。宝くじを当てた人が隣に住んでいたり、同級生が某IT企業立ち上げの時の副社長でいまは億り人だったり。動機が転職して外資系でバリバリと健康に働いてガンガン稼いでいたり。

それはそれで幸せなのを喜べばいい。大事なのは自分だ。

他人を羨む妬む。その時間は人生の中で結構な部分をしめてしまったりもする。でも、自分の機嫌を良くする方にその時間をシフトした方が賢明だと最近になってようやく気がついた。

金はあったらあったで不幸だったりする。いろんな人が金目当てで近づいてきたり、何かを売りつけてきたり。

職人気質だったおじいちゃんは、頑張って稼ぎ続けたものの、そのお金は一度バブルではじけかけた。とあるマンションの投資話の営業電話にはまってノンバンクから高金利でお金を借りて、節税対策をしようとしたら、物件が暴落してにっちもさっちもいかなくなった。

親父はじっと耐えていた。よほど辛かったんだろう。言葉数の少ない人だったから全部責任を背負って耐えていた。家には何通も督促状が届いたりもして、さぞかし生きた心地がしなかったろう。

お父さんはそのとき学生だったので、何の力にもなれなかった。

おじいちゃんの失敗から一つ学んだことは、何かの案件があるときその価値基準を持っている人が知り合い・友人にいること。

人付き合いが苦手だったおじいちゃんは、誰にも相談出来ず、ひたすら耐えることしかし無かった。最終的には、ずいぶんと経ってから僕の友人の弁護士が時効に気づき、事なきを得たが。民法上の時効が来るくらいの長い時間苦しみ続けた。

でも、解決する手助けを自分自身ではないけれど助けられたのは誇らしかった。(お父さんは、そのために留年して司法試験を受けたんだけど3度失敗して、大学にいられなくなるので某企業に就職した。今とは違う司法試験の一発試験だったからね。そこは残念な自分・・・)。

ということで、他人を妬んだりする時間が内郷にお父さんが思うことは、なにか自分の「楽しみ」を見つけよう。自分の中でかけがえのない趣味とか、プライスレスなやつ。お父さんにとっては、大学に入って一人暮らしになってからはずっと読書が楽しみだった。本だらけの生活。そして、今は大学院での勉強だ。

大学院には若い学生が多い。でも、その若さを羨んでも仕方ない。生きてきちゃったから。周りは偉くなって俺より稼いでる。でもその収入差を羨んでも仕方は無い。覚えは悪いけれど、それでもなんか一つ発見があると楽しいぞ。相変わらずプログラミングは苦手だけど、Pythonとか分かり始めているし。

今日は「しくじり先生」のおじいちゃんとお父さんのお話。でも人間、しくじってなんぼ。しくじりは「プライスレス」だ。

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