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どっと絵めいきんぐ小噺「小判」

本日は『小判』のドット絵メイキングをおとどけします。

越後屋! お代官様! 賄賂を贈るならドット絵で!

おおっと、あまりに意味不明な出だしでしたね。

"あまり"に、と言っても甘利明さんは関係ないですよ。まるで「時代劇」のような、こんな↓↓事件もありましたけどね!

しかもこの事件、ただの「疑惑」ではなく事実! これで経済再生担当大臣だったんだから驚きですよ、そりゃー自分の懐具合はむくむく再生するでしょうけどね!

あまりしつこくせず本題に

ところで「小判」といってもいろいろありますが、今回は『慶長小判』を参考にしてみました。楕円形の形状や色から「米俵」をモチーフにしたと言われ、「タワラ小判」と呼ばれることもあるもっともポピュラーな形状です。

左端が慶長小判(1601年)/画像はWikipediaより

とはいえ、いきなりフリーハンドで楕円形を描くのは難しいんですよ。そこで、まずはキャンバス(24x24ドット)に直方体で下敷きを描きます。

①まずは直方体を描いてアタリをつける

このまま四角いタイプの古銭にしたいわ~という誘惑に駆られますが、気持ちを強く持って楕円形にしていきます。

②主にカドを削って楕円形に

形状も甘利によく似てるな……などと考えて心底イヤ~ンな気持ちになりながら、ツヤと影を入れて少し悪代官を出します。あ、立体感でしたね。

③立体感!

あとは、盤面に模様を描き込んでいきます。ただ、実際の小判の模様はかなり細かく複雑なので簡略化するよりありません。

④暗色で模様を下描き
⑤浮き出る凸部を明色にする
⑥凸部にさらにハイライト色を配置してキラキラさせる

あとは土台の盤面色を調整して、左上が明るく、右下が暗くなるように、弱めのグラデーションをかけます。

⑦盤面にグラデをかけたら"小判1枚"のできあがり

これで「小判1枚」のできあがりです!

とはいえたった1枚では賄賂にはまったく足りません。ちっとも"口利き"してくれないでしょうから、枚数を増やします。

⑧コピペして重ねる
⑨帯をかける

さあ、これで完成です!

注意事項としては、あまり小判を高く積みすぎるとお菓子のかわりに入れられなくなるのでほどほどの厚みにすることです。「栗饅頭」くらいのボリュームをイメージするとちょうどいいのではないでしょうか。

もうひとつの注意事項は、実際に甘利明さんが受け取った現金はさすがに小判ではなく、札束だったということ。

それならお持ちするお菓子は、栗饅頭よりも「大学イモ」がいいかもしれませんね。"おさつ"がお好みということですから。

(おしまい)

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