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【一口馬主】愛馬が勝ちました!

こんばんは。今日、久しぶりに私が一口所有者になっているサラブレッドが、JRAの未勝利戦を勝ち上がりました。愛馬が勝ったのは、6月6日以来約3か月ぶり。その間に何頭も他馬の後塵を拝してきたので、積もり積もった思いがブハッと吹き出しました。

嬉しいんだな。これがっ!サイコー!!!!!

メンタルが強いゴルフ選手のように、良い結果でも悪い結果でも波がない精神状態を理想としている僕ですが、一口馬主だけは話が別ですね。基本的に馬券を買っているわけでもないのに(今日は買っちゃいました)なんかとっても感情移入してしまいます。仔馬の頃から知っているからでしょうか。

今はウマ娘というゲームが流行っているようですので、もしかしたら、そのファンの方々にもわかってもらえるかもしれません。

愛馬の姿をはじめて目にするのは、クラブが発行するカタログです。馬齢でいうと1歳の春。そこから短ければ数週間、長ければ1年間、悩んだ挙句出資を決めます。ファンの方が関心を持つ馬は結構重なるので、人気の馬は悩んでいるとすぐに満口になってしまいます。だから、時間がありません。

出資してからは、2歳6月以降のデビューに向けて、馬たちの成長を見守ることになります。その間にケガをしたり、食欲がなくなったり、ゲートを嫌がったり色々な出来事が起こります。ここで愛馬への思いが募り、何かが醸成されるんですよね。

さらに、デビュー前の調教が良かったりすると期待が膨らみます。デビュー戦で人気になることもありますが、レースで勝てるのは1頭だけ。思わぬ気性難を出したり、レースで不利を受けたりして、なかなか勝てなかったりします。その後、少しでも有利なレースを調教師さんは選んでくれるのですが、失敗することも。

今日、未勝利を脱出したイルクオーレという馬も、お父さんはロードカナロアという馬でデビュー前から評価が高かった馬です。ダートの短距離で連続2着していたのですが、前走1番人気になりながら、レース前に疾病のため競争除外になりました。今回は、目線を変えて芝のレースとなりました。

いつ勝ってもおかしくない状態でありながら、勝ち上がることができず危うく未勝利戦が終わってしまいという状況。競走馬は、3歳の秋口までに勝ち上がらないと、基本的に引退を余儀なくされることが多いです。だから、今回の勝利は大変うれしい勝利なのです。バンザーーーーイ!

僕が参加しているクラブでは、年に1~2頭当歳募集馬がいるのですが、イルクオーレはその当歳募集馬でした。そのため、他の馬よりも少し長く楽しませてもらっています。勝ったレースは芝の1200m。芝もダートもいけるのでレースの選択肢は多いです。

ずっと元気で、さらにさらに長いお付き合いになってほしいものです。

タイムリミットが迫っている3歳世代ですが、これで愛馬4頭のうち2頭が勝ち上がりました。残る2頭のうち一頭は、新馬戦で2着に入っていて状態があがってきていますので、どうか無事に勝利を収めて欲しいと思ってます。イルクオーレも含めて成長力もあると思うんですよね。

オリンピックも野球もそうですが、どうして人は他者の頑張りを応援するのでしょうか。それ自体は、自分の利益にはならないんですけどね。ん?一口馬主の場合は、違いますね。そうかーーーーーーーーー利益になる場合もあるんだぁ。そういう経験がないから、忘れてました。笑笑

ウマとのお付き合いの時間。ゆっくりとした時間。優しい時間。

血統表に流れる滔々たる時間。そこには間違いなく、自分が浸れる何かがあります。自分が愛すべき何かが揺蕩っています。そして、ユニオンオーナーズクラブの向こうには日高の生産者の皆様や、牧場の草を渡る風が目に浮かんできます。競馬歴30年。ユニオン歴16年。これは間違いなく、土壌を作ってきた時間ですね。

これからの風の時代に何が起きるのでしょうか。考えるだけでワクワクします。僕はずっとユニオンで競馬を楽しんでいきます。だって折角、サンデーサイレンスとディープインパクトの呪縛から解き放たれる時代なのですから。きっと、小さな牧場の時代が来ると思うんですよね!

ありがとう。ユニオン。出逢えて良かった。

いつか重賞を、クラシックを、そしてダービーを獲りましょう!!!

君の夢よ 叶え

ラル ラリ ラ♪


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