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【医師論文解説】運動のタイミング:心臓への影響は毎日でも週末だけでも同じ?

マサチューセッツ総合病院(MGH)の研究によると、週に150分以上の運動をすることが心臓にとって良い効果をもたらすことが分かりました。

方法

研究では、UKバイオバンクのデータを使って、運動を短期間で集中的に行う方法と、より均等に分散させる方法の、心血管イベント(心房細動、心筋梗塞、心不全、脳卒中)への影響を比較しました。研究の参加者は、加速度計を使って1週間の運動量を測定した8万9,573人で、平均年齢は62歳で、女性の割合は56%でした。

研究では、参加者を3つのグループに分けました。まず、42.2%の参加者(37,872人)は「週末戦士(weekend warrior)」グループと呼ばれ、週末に集中して中程度から高強度の身体活動(MVPA)を週150分以上行っていました。次に、24.0%の参加者(21,473人)は定期的に運動し、推奨される運動量を満たしている「定期的な運動グループ」となります。最後に、残りの33.7%の参加者(32,228人)は推奨される運動量に達していない「推奨量未達成グループ」となりました。追跡期間の中央値は6.3年でした。

結果

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