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〈伸びしろ〉がある方に投資する

■5月26日(金)
雲の多い一日。ようやく金曜日。午後はほぼぶっ通しで会議。半分は聴いてるだけ、もう半分はひたすらしゃべっていた。


夕方からは、2年目社員による〈1年間の振返り〉の社内発表。2年目がいちばん緊張するシーンではないだろうか。
それにしても、みなさん、プレゼンがほんとに上手いなあ。(少なくとも当社の)昭和世代はとうてい敵わないような出来映えだ。プレゼン資料もそこそこデコレーションされていて、アニメーションを嫌味じゃない程度にちりばめ、図表も巧みに配置されている。飽きない構成としゃべり。だいぶ訓練したんだろうとお察しする。

そんな彼らを評価するのが、文字を詰め込むだけ詰め込んで、フォントもへったくれもないようなプレゼン資料をせっせと作成してきた方々である。お里が知れるわ。

彼らの発表を聴きながら、年間の個人目標のひとつである「自己啓発(というより啓蒙)」の教育についてぼんやり考えていた。
わが社では、わたしのようなロートルでも新入社員でも同等額の教育費があてがわれていて、自分の業務、スキルを伸ばすために使って良いとされている。
昨日の記事では、前部署からまったく経路の異なる部署に配置されたわたしが、「ならばいっそのこと大学でも大学院でも行ったろか」という話であったのだが、今日の2年目社員の発表を聴きながら、彼らにこそロートルどもの教育費を譲るべきではないか、そういう制度があってもいいんじゃないかと思ったりした。

〈伸びしろ〉がある方に投資する。

上っ面だけの平等主義ではなくて、そういう考え方があってもいいはずだ。さっきまで大学へ行ってやると息巻いていたのだが、急に冷めていった。
だが、企業の教育はいまや〈囲い込み〉の手段にはならない。「一生懸命教育に時間とカネをかけても転職されちゃうリスクがあるからね」というのは、友人たちからも聞く話。
しかし、それは織込み済で施策として実行しなければ、われわれのような中小企業は人材調達はできなくなってくる。
オッサンひとり、はしゃぐのはどうなんだろう。
だったら、原点に戻って自腹で大学へ行く方がいっそ清清するのだが、業務知識をどう得るかである。例えば自腹でMBAとかとろうとするだろうか。
んなこたあ、絶対にあり得ない。

アタマのなかはグルグル回るが、さてさて明日は入試説明会があるのだ。

脳が疲れたら、甘いものでも


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