【エッセイ】独白
何週間ぶりだろう。
このように文字を起こすのは。
私を目覚めさせるものは何。誰。
私を目覚めさせたものは。
私はひとりで語っていく。
他の人を置いて。
私は歩いていく。
他の人を置いて。
ひとりで歩き、語り、何も残さず今日を終える。
最近は忙しすぎた。
ずっと忙しい。
なんだろう。この余裕のなさは。
ずっと、ずっと、ずっと。
明日、世界が終わればいいのに。
こんなしんどい世界とっとと終わればいいのに。
だけど私にとって終わりは死なんかじゃない。
終わりって、なんだ。
なんとなくだけど、私はどうしても、死ねば終わりとは思えない。
死というものが、とても近くてとても遠いような、そんな存在って気がしてる。
みんな、何も変わらないように生きてる。
私だけが変わってるように見える。
何も変わってないはずなのに、私はどんどん離れていく。
合わないもの、合わせたくないもの、会いたくないもの、それらからどんどん離れてひとりになってく。
私は気づいてしまった。
私はひとり。心の中で、ずっと、ずっと。
本当は誰とも繋がれないのではないか。
完全に分かり合うことが不可能だと気づいてから、私はずっとそう思ってる。
ゼロか100かの考え方だ。
極端な考え方だ。
わかってる。
けどそうして諦めてしまった方が楽なんだ。
期待なんてしたくない。
期待して裏切られたくない。
期待して裏切られて、私期待してたんだって思いたくない。
私は誰のところにも行かない。
ひとりで歩いていく。
誰かのところに行くのは、ただの寄り道。
ひとりで語ってる。
ひとりで歩いてる。
分かり合えないものは分かり合えないと割り切ってしまう。
だけど。たまに少し寂しい。
だから。
そんな私でもいいのなら。
寄り道させてください。
そんな、私の独白。
勝手でごめんなさいねと謝っておこう。
気づいてくれて、ありがとう。
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