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デザイナーがタイを旅して見つけた心ときめくデザインたち


こんにちは。デザイナーの市角です。デザインしたり映像作ったりしながら、大学で准教授としてデザイン思考について教えてみたり、デザインの考え方とやり方を学生さんや企業、自治体さんに伝えたり一緒になって考えています。


今回は旅連動型企画。滞在先のタイで見つけたグッドなパッケージデザインたちをご紹介。いつも旅先で気になるデザインをパシャパシャと写真で撮りまくって脳内にストックしています。それが後々仕事で役に立つ!

一個一個「なんでこれが良いと思ったのか」思い起こしながら書いていきます。

タイで見つけた、とはいいながらデザインしているのはタイ人とは限らず、西洋のデザイナーが作ったプロダクトの輸入、というのが東南アジアで結構多いのであしからず!
あくまでタイを旅したときに出会ったデザイン達ですから、そこんところよろしくおねがいしますね。笑

チェンマイ旅がメインだったのでチェンマイ多め!
バンコクとチェンマイは全くデザインのテイストが異なります。
元々違う国だったってのも色濃く影響してると思う。
(バンコクはシャム国。チェンマイはランナー王国という国でした。)

モン族の衣装の現代版アレンジ。大好きです。いや、おれは着ないけども!笑
カラーリングが日本人の感性に近い気がするのです
タイの食器などのメーカー「ジンジャー」の手掛ける空間。
カラフルでかつ繊細なテイストがタイらしさを感じさせる。
ジンジャーのプロダクトたち。カラフルだけれども主張が強すぎなくてとてもフェミニンかつ爽やかですよね。
チェンマイのブックストア。森の中にひっそりと存在してるような空間の演出が見事。
チェンマイで有名なクラフトマーケットの商品。
この鮮やかさとさわやかさの同居してる感じは、チェンマイのどこでも見かけられる!デザイナーなら、訪れると「チェンマイ感」を頭の中にインプットできます。
ぬいぐるみの色と刺繍の組み合わせが秀逸!鼻の黄色の使い方がうますぎる。
カフェの空間デザイン。グラフィックデザイナーだとしても、ヒントになるのは空間だったり、立体だったり。一見遠いものから着想を得ることが多い。
オーガニックなパッケージデザイン。トムヤムティーですって。
オシャレだけど見ていてリラックスできるバランス感覚を学べますね
こういうデザインはたくさん並んでいるから魅力的にみえるもの。全体の統一感がいいですね。
結構自分が仕事で作るデザインにテイストが似ている!
こういう系って寂しすぎるとしょぼく見えるから難しいのです。
これは一番下の帯の色がいいアクセントですね。
タイ語と英語の併記のデザイン例
これもお茶のパッケージね。左から二番目のレモングラスのお茶、惜しい!おれならもっと、、、
石鹸のデザイン。トロピカルですね。
文字だけデザイン。これ日本語でやるのは至難の業ですよ
ハンドクリームのチューブのデザイン。


以上!後半は輸入物も結構混じってましたけど、不思議と外から来たものも合わせて、タイらしさを醸し出しているもので、きっとお店の人が選ぶ時点で、やはり編集されている。その結果、その国のデザインテイストが出来ていくんだと思います。

よく海外で日本のものを見たり、日本風デザインを見ても
「なんか、、違和感ある」
と思うのはこの編集の結果に違いありません。
意図的に彼らの好きなものが残されて響かないものが消されてる。


そして、その背景には絶対に歴史とその国の自然が影響してると思います。
タイで言えばその辺に咲いてる花とか鳥、空の色、伝統的な衣装などから、

「美しい」ってこういうことだよ!

と長年インプットされることで
結果各国のグラフィックやインテリアのデザインが出来上がる。

街を歩いていて、自然を見て、はっと気がつくときがあります。


だから、そういうデザインが好きなの?って。


それを感じる時
「風土という大きな揺りかご」に抱かれて暮らしてる、
その国の人々を愛おしく感じるものです。


そんなかんじで毎週木曜日は、#デザイナーの頭の中  シリーズ書いてます!
デザインについてのお話、他にもありますので興味があったら。


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