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(読書記録)歪笑小説(東野圭吾)

面白い、ものすごく。


本書は小説家と出版社の編集者のリアルな世界(なのかは実際は分からないけれど)を笑いながら(小説家デビューを果たしたばかりの人にしてみたら顔を引き攣らせながら)垣間見ることができる素晴らしい一冊です。


この本は、駆け出し小説家に向けた東野さんからのメッセージだと私は受け取りました。


"誰もが最初からうまくいくわけないし、君が直面している悩みは今売れに売れている僕を含めた全ての大御所が通ってきているんだよ、だから心配するな、書き続けろ"という実は愛に溢れた励ましの言葉なのだと思います。


そうでなければ、生まれたばかりの未来ある小説家を路頭に迷わせ潰しにかかるただの悪魔の書でしかなくなってしまいます。


いやー、面白かった。



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