BL進化論サロン・トーク特別編

2019年に行われた、溝口彰子さんと萩尾望都さんの対談イベント「フューチャーコミックス…

BL進化論サロン・トーク特別編

2019年に行われた、溝口彰子さんと萩尾望都さんの対談イベント「フューチャーコミックスPRESENTS 〜BL進化論サロン・トーク特別編〜 “異端と革命”―美少年主人公のいる世界―」の記事です

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  • 溝口彰子meets 萩尾望都 BL進化論サロン・トーク特別編

    ※マガジンがお得!【1】のみ全文無料公開、ほかは試し読み公開中です/ ボーイズラブの進化や社会との関係を、BL愛好家と研究者の立場から紐解く溝口彰子さん。溝口さんがホスト役となり、BL界のスーパースターたちをお招きして開催する「BL進化論サロン・トーク」の3回目、特別編が2019年10月26日に開催されました。題して「フューチャーコミックスPRESENTS 〜BL進化論サロン・トーク特別編〜 ゲスト:萩尾望都先生 “異端と革命”―美少年主人公のいる世界―」。 その模様を、企画に携わった編集・ライターの的場容子が全編まとめ、noteでもお届けいたします。

最近の記事

【6】番外編・質疑応答 ―おすすめBL、気になる美少年、宝塚歌劇マル秘エピソード etc...

さて、ここからはボーナストラック。溝口さんと萩尾さん宛に事前に受け付けた質問からピックアップしてお答えした質疑応答編です。 宝塚歌劇の花組公演『ポーの一族』にまつわる明日海りおさんと萩尾さんのエピソードや、おすすめBLや書籍、これはと思った美少年、はたまたキリアンのその後や『ポーの一族』ラスト(!)についてまで、萩尾さんと溝口さんが語り尽くしました。 ボーイズラブの“価値観の変換”に救われた萩尾さんの「おすすめBL」 【Q1】 「萩尾先生はBLを読まれますか?」「お気に入

¥250〜
    • 【5】2016年からの『ポーの一族』続編――より強い絆が見え始めたエドガーとアラン、世界史と絡み合う「ポーの一族」

      2016年、まさかの“『ポーの一族』続編“の発表開始。「長く生きていて本当によかった…!」と歓喜に打ち震えたファンも多かったです。今作では、エドガーとアランのこれまで描かれていなかった期間の日々、さらに、アランの再生という問題もふくめ、現在進行系でのふたりの絆が綴られています。溝口さんが「“異端と共存できる別の世界”を見せることで、私たちを導いている」と語る『ポーの一族』続編の世界に迫ります。 『ポーの一族』復活までのストーリー 『ポーの一族 春の夢』小学館、2017年

      ¥250〜
      • 【4】『残酷な神が支配する』――グレッグは、「過去に受けた精神的・肉体的ダメージの集合体」だった

        約9年にわたって連載された長編『残酷な神が支配する』。美しい母親と寄り添い暮らす少年・ジェルミが、母の再婚をきっかけに、義父グレッグから「愛」と称した性暴力を受け、深い絶望の淵に追い込まれます。そこから、義理の兄・イアンとの関係を紡ぎながら、どうやってジェルミが再生していくのかを描いた、壮絶な美しさのある衝撃作。本作に秘められた“「立派な家族」を切り捨てる”というテーマについて溝口さんが紐解きます。 異次元へのジャンプ 溝口 『残酷な神が支配する』は、1992年から200

        ¥250〜
        • 【3】『メッシュ』――1980年初頭に、ジェンダーの揺らぎを徹底的に描いた舞台裏

          1981年から発表された『メッシュ』は、華やかなパリを舞台に、中性的な美少年メッシュと、贋作画家の青年ミロンとの出会いから紡がれていく物語です。“父親に愛されなかった”というトラウマを克服できずにいるメッシュのストーリーを中心に、異性装やジェンダーの揺らぎなど、魅惑的なエッセンスがふんだんに詰まっています。根強いファンを持つこの作品を萩尾さんが創作した背景に、溝口さんが迫ります。 『メッシュ』におけるファッション、異性装、ジェンダーのゆらぎ 溝口 ここからは、1981年から

          ¥250〜

        【6】番外編・質疑応答 ―おすすめBL、気になる美少年、宝塚歌劇マル秘エピソード etc...

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        • 溝口彰子meets 萩尾望都 BL進化論サロン・トーク特別編
          6本
          ¥1,000

        記事

          【2】1970年代の『ポーの一族』 ――「排除される者」へのまなざし 「家族でいる限り自由になれない」という思いが育んだ

          1972年から発表された『ポーの一族』。1巻の発売当初、単行本3万部が3日で売り切れるという社会現象にもなりました。萩尾さんがバンパネラという“異端”を中心に創作した背景には、家族への複雑な思いや、排除されている存在へのまなざしが影響していたそうです。「美少年主人公」と「異端」、そしてエドガーとアランの親密な関係性に、溝口さんが“BL進化論”の視点から迫ります。 エドガーとアランは「母鳥とひな鳥」 『ポーの一族(1)』小学館、1974年 溝口 ではここから、70年代に発

          ¥250〜

          【2】1970年代の『ポーの一族』 ――「排除される者」へのまなざし 「家族でいる限り自由になれない」という思いが育んだ

          ¥250〜

          【1】Introduction――溝口彰子 meets 萩尾望都 “BL進化論”から見た『ポーの一族』『メッシュ』『残酷な神が支配する』

          2019年10月26日に開催された「BL進化論サロン・トーク」特別編の模様を全6回でお届け。『ポーの一族』制作秘話から、2018年に話題をさらった宝塚歌劇の花組公演 『ポーの一族』マル秘エピソード、そして不朽の名作『メッシュ』『残酷な神が支配する』について、溝口彰子さんが聞き、萩尾望都さんが語ります。 第一回は、ホストである溝口さんからのintroductionです。 はじめにボーイズラブ(BL)の進化や社会との関係を、BL愛好家と研究者の立場から分析し紐解く溝口彰子さん。

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          【1】Introduction――溝口彰子 meets 萩尾望都 “BL進化論”から見た『ポーの一族』『メッシュ』『残酷な神が支配する』