初心者が「長期休暇」を取るべきでない3つの理由
42 Tokyoの課題がなかなかおわらずに、少しストレスがたまってきました。
6月にとりくみはじめたので、もうすぐ 2ヶ月となります。
いったなぜ、こんなに時間がかかっているのでしょうか。
課題が難しいというのもありますが、進まない理由を考えてみると、「長期休暇」が原因ではないかと思いあたりました。
以下が、ぼくのような初心者が「長期休暇」を取るべきでない3つの理由です。
①計画したことを継続できない
長期休暇の間、プログラミング学習も継続するつもりでした。
しかし結果は、1日に1時間でもプログラミングをすればマシなほう。
思った以上に、プログラミングに取り組むことができませんでした。
それは、まわりに**「ライバルや学習仲間」がいない状況で、なおかつ「締め切り」にもしばられていないから**だと思います。
そして、休みのあいだは計画を重視するというよりも、毎日を楽しむことに比重がかたむいてしまっています。
その日その日で突発的にやりたいことを、感情にしたがって行動にうつすようになり、ますますプログラミングから遠ざかってしまいました。
②プログラミング習慣を取り戻すのに、時間がかかる
さらに悪いことに、長期休暇をあけてからも問題が。
それは、毎日6時間以上のプログラミングの習慣を取り戻すのに、1か月半ほどかったことです。
つまり、2ヶ月の長期休暇のはずが、3.5ヶ月分、プログラミングにフルコミットできていない状況になってしまいました。
人間は惰性の生き物なので、今までの習慣に強くしばりつけられています。
①の例だと、長期の休暇によって、「計画したことよりも、突発的な感情にしたがって行動する習慣」がついてしまい、その習慣にしばられてしまいました。
いままでやってきた習慣をかえるには、あたらしい習慣でぬりかえるしかありません。
そして、あたらしい習慣づくりには時間がかかりということを、身をもって学びました。
③ 忘れたことを再学習するのに時間がかかる
そして、2ヶ月間プログラミング学習を中断したことで、多くのことを忘れてしまっており、忘れたことを再学習するにも時間がかかりました。
休暇あけには、いままで使っていたvimやtmuxの操作、githubのコマンドといった、こまごまとしたことや、C言語での決まりごとや、42 Tokyo特有のツールの使い方を忘れてしまっていました。
鉄は熱いうちに打つことが大切で、ぼくのような初学者は、安易に長期休暇をとってはいけないと思い知らされました。
42の制度(長期休暇)
42では自分のペースで学習をすすめられるかわりに、「ブラックホール」という退学までの日数があり、その日数が0日になると退学に。
その退学までのカウントダウンを止めるのが、AGU(アンチ・グラビティー・ユニット)という措置で、在学中に合計180日間を、3回にわけて使うことができます。
42の運営側として、上記のAGUは、長期の休暇が本質的な目的ではありません。
本来は、病気や家族の不幸など、どうしてもプログラミング学習が続けられない人のための措置となっています。
ですので、42のカリキュラムは「継続した学習」が当然のものとして設計されています。
今回長期の休暇をとり、学習スピードが下がってしまったので、「長期休暇は非推奨」という理由に納得しました。
もう長期休暇はとらない
ぼくはこのAGUを使い、5・6月に長期休暇をとりました。
その理由は、42 Tokyoに入学したのは去年の10月なので、入学してから半年ほどたち、そろそろ息抜きが必要だとおもったからで、とても安易な理由からです。
この長期休暇をつうじて、「締め切り」こそが、生産性を上げる最大のツールだということに気づかされました。
そして長期休暇の危険性は、もともと持っていた、1日6時間以上のプログラミング学習といった「良い習慣」をも、破壊してしまう可能性があるということです。
42 Tokyoという学習環境を最大限にいかすために、今後はよほどのことがないかぎり、長期の休みはとらないことにしました。
ほかの記事でとりあげた、「プログラミング初心者の成長を加速させる7つの習慣」をもとに、毎日自分を振り返ることで、学ぶ力を強化していきたいと思います。
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