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42TokyoでGoogleのキャリアイベントに参加した話

人気企業の代表格であるGoogle。

そんなGoogleは、「社員が選ぶ『働きがいのある企業』ランキング 2023』で2位にかがやいている。

このランキングは、オープンワーク株式会社が、「OpenWork」サイトに投稿された「社員・元社員による、働く環境に関する評価点」を集計し、社員の「働きがい」をランキング化したもの。

そして、「転職人気企業ランキング2022」でも2位となっている。

社員は勤務時間の20%を自分自身のやりたいプロジェクトに費してもいい「20%ルール」といった魅力的な働き方や、充実した福利厚生も、求職者をひきつけている要因だ。

しかし本国では、Googleへの就職倍率は、米ハーバード大学に入るよりも25倍も倍率が高いという説まである。

そんなGoogleは、ぼくのような一般人には雲の上の存在に思える。

しかし、そんな雲の上の存在である「Google」への転職を、具体的な方法として、より身近に感じさせてくれるイベントに参加してきた。

元Google社員の人たちが、ずばり「どうやったらGoogleに入社できるのか?」を伝授する、42Tokyoにて開かれたイベントだ。

登壇した講師の方々は、ボランティアでGooglerを増やすためにアドバイスしてくれる、オープンソース精神にあふれた人たちだ。

そして、ただGoogleに勤めたことがある人たちではなく、実際に何人もの人をGoogleに送り込んでいる。

しかも、13人中11人を送り込んだということで信ぴょう性が高い。

イベントを終えて、「Googleってもしかして、自分にも行けるんじゃないか?」とリアルに思わしてくれた。

というのも、まさにドラゴン桜的な「パラダイムシフト」を感じ、Googleへの入社が、特別な才能を必要とするものではなく、実現可能なことに思えたからだ。

そこで、そのイベントで学んだ内容を少し紹介したい。

面接で大切なことは、「Googleで常識とされていることを身につけているかどうか」ということ。

つまり、Googleという専門家集団の中にいても、「違和感がない」ことが大切だ。

その「常識」とは何かと分解すると、以下の三つということらしい。
・西海岸のカルチャー
・プロフェッショナリズム
・エントリーレベルのCS

「西海岸のカルチャー」は一言でいうと、差別をしないこと。

肌の色や出身国、性別で人を判断するのはもちろんNG。

日本のビジネスシーンでも普通となっている、「宗教や政治の話題を出さないこと」も当然だ。

「エントリーレベルのCS」について、東大の情報系のカリキュラムはよくできているので参考になるとのこと。

そして、知識とともに「コード力」も必要だ。

面白いと思ったのが、「九九のように、苦もなくできる」レベルまでとりくむということ。

具体的には、LeetCodeにておすすめの問題集をやること。

おすすめの問題集は以下で、良問ぞろいとのこと。

Arai 60 https://leetcode.com/list/xo2bgr0r/

Blind 75 https://leetcode.com/list/xi4ci4ig/

具体的なやり方は、まず一周目は時間をかけて、答えを見ながらでもいいので、解いてみること。

そして二周目は、何もみずに解いてみて、時間も計りはじめる。

そのときによりシンプルなコードになるように工夫を加えていく。

そしてこれを、「これ以上は早く書けない!」というぐらいまで繰り返していく。

面倒臭いとも思わなくなり、手が勝手に動くレベル。それが「九九のように、苦もなくできる」レベルだ。

この、「九九のように、苦もなくできる」レベルというのは納得で、実際にGoogleでエンジニアとして働き始めると、1日1000行書くのは当たり前になり、それが当たり前と思えるかどうかが仕事をするうえで大切だからだ。

そもそも失うものは何もないので、「Google」への就職をただ挑戦してみればいい、と思えたイベントだった。

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