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就活の書類選考をスキップ!? 42 Tokyoで新カリキュラム「Road to」発足

42 Tokyoの学生が普段使っているコミュニケーションツールDiscord内には「announcement」というチャンネルがあり、ここでは42事務局からの連絡が書き込まれます。

42として重要なニュースや情報が書き込まれるので、基本的に全員に通知が行き、「なんだなんだどうした?」とみんながそのチャンネルを訪れます。

11/17の午後、課題に取り組んでいる時にぼくも通知を受け「announcement」チャンネルを訪れました。

すると「【お知らせ】 本日、Road toカリキュラムを発表しました。」の書き込みが。

Road to?

カリキュラムの詳細を読んでみると、42らしい画期的な内容でした。

新カリキュラム「Road to」とは?

「Road to」カリキュラムは、一言でいうと「就職機会を得ることができる」カリキュラムです。

特色の1つが「企業と共同開発したカリキュラム」の存在。

企業の実務に則した課題を、学校と企業が一緒に作ることによって、「学校での教育で培われる能力」と「社会で必要とされる能力」の乖離を少なくすることができます。

特色の2つ目が「書類選考や技術テストスキップ等のインセンティブ」です。

カリキュラムを終えると、実力を証明する修了証や、企業によっては書類選考や技術テストスキップの権利を学生に与えるようです。

学生側と企業側のメリットをまとめてみました。

学生側のメリット
・カリキュラムを解くことにより実力を証明できる
・就職機会(カリキュラム修了証、書類選考や技術テストスキップ)を得ることが
できる
・企業がどんな人材を求めているか課題を通じて分かる

企業側のメリット
・ポテンシャルのある人材へのアクセス
・採用前に学生の能力を測ることができ、能力の担保ができる
・書類選考や技術テストスキップなどにより雇用のスムーズ化

カリキュラム誕生の背景

現状の42 Tokyoの課題としてあるのが学生が感じている「経歴による就職の難しさ」。

42 Tokyoは「大学・短大・専門学校」のどれにも属していないため、日本では「学歴」としては認められていないのかもしれません。

たしかに42 Tokyoを知らない面接官だと「なんだこの学校?」となると思います。

42は新しいカタチの学校なので、社会に認められるにはもう少し時間がかかりそうです。

そんな中うまれたのが「Road to」で「誰でも企業に平等に挑戦できる機会提供」を目標にしています。

もともと42 Tokyoは学費無料、経歴不問で「誰でも平等に挑戦できる、教育機会の提供」を使命に掲げたフランス発のエンジニア養成機関。

「誰でも平等に挑戦できる」つまり「経歴不問で誰でも挑戦できる」社会の実現を目指し、学生が就活への挑戦をしやすいよう「Road to」を開発したのは42の使命に適っています。

第一弾の協賛企業4社

企業と共同開発したカリキュラムは順次発表されるのですが、まず第一弾として発表されたのが以下の4社です。

・株式会社メルカリ
・株式会社サイバーエージェント
・株式会社ミクシィ
・合同会社DMM .com

11/17から株式会社メルカリとの共同カリキュラムが配信される予定でしたが遅延しており、いまだどんなものなのかは分かっていません。

残念ながらメルカリの課題をクリアしても「選考スキップ」は与えられず、代わりにカリキュラム修了証を発行してもらえるとのこと。

なんじゃそりゃ?と少し拍子抜けでしたが、今後42 Tokyoの卒業生が社会で活躍するようになると「選考スキップ」を許可する企業も増えてくるのかと思います。

学生の声

「良く分からんけど激アツ」

「就活と学業に邁進するつもりだったのに焦る、どうしよう」

「挑戦してみたいけど、ブラックホール(強制退学までの猶予期間)が伸びないのならしないかも」

などなど。

盛り上がる人や、取り組むか悩んでいる人のコメントがDiscord上で散見されます。

正直ぼくも悩んでいます。

というかまだ入学してから一番最初の課題でさえ終わっていません。

リンク

詳しい詳細は下記のPRTIMESの記事に載っています。


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