レビュー『マネーという名の犬』
本書を読んで一番響いた言葉は、「やろうと決めたことは、72時間以内にやること。72時間以内にやらなければ二度とやらない。」ということ。
スターウォーズのヨーダのコトバ、「やってみるではダメ。やるか、やらないか。(No. Try not. Do. Or do not. There is no try.)」を思い出しました。
「やってみます」や「トライする」は中途半端な決断で妥協といえるので、「やる」か「やらないか」をしっかりと決めることが大切だと、マスター・ヨーダは説いています。
甘えを排して、挑み続ける行動が大切です。
本書は世界23か国で刊行され、累計400万部突破している大ベストセラー。
子どもから大人まで世界で読まれている「お金」の入門書で、アメリカの本かと思いきや、原著はドイツの本。
平易な文章で簡潔にまとめられており、小説形式なのでストーリーを楽しみながら、お金について学べます。
物語の主人公は少女キーラ。
彼女のもとにあらわれたのは、「ねえキーラ、このままだと君は将来、両親みたいにお金に苦労する大人になってしまうよ」と、ことばをしゃべる不思議な犬、マネー。
マネーの助言のもと、キーラがアメリカに留学に行きたいという夢をかなえるため、資金不足や両親の借金といった問題を通じて、起業家、投資家として成長していく姿が描かれています。
彼女の物語をつうじて、お金の性格を把握し、その性質を巧みに使い、自分のところに自然にお金を呼び込む方法を学ぶことができます。
書かれている内容は、お金の意味、貯蓄の大切さ、金融知識の基本習得ができ、初歩的で基本に忠実。
本書で紹介されていた「成功日記」を、さっそくやりはじめたいと思います。
成功日記は、毎晩、10分を使い、その日うまくいったことだけを日記に書くだけ。
弱気になった時やくじけそうな時にその日記を見返すと、自信を取り戻すことができます。
大成功する人は、失敗からの立ち直りが早いといわれますが、この成功日記は、早く立ち直るのに役立ちます。
子供はもちろん、これから社会人になる新入社員にも、人生における投資・貯蓄の意味を改めて再確認に役立つ本だと思います。
先ゆきが不透明な人生100年時代、お金のリテラシーは必須なので、いつの時代にも変わらない「お金と人生の原則」を、1冊で学び直すことができる本。
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