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空と恋愛が交錯する感動作!「トップガン」の見逃せない魅力

クラシック映画「トップガン」を観た。

1986年のアクション映画だが、まったく色あせていない。

今でも多くのファンに愛され続けているのも納得の内容だった。

本作はトム・クルーズが主人公のピート・"マーベリック"・ミッチェルとして、米国海軍のエリート戦闘機訓練校である「トップガン」に選抜された話が描かれている。

本作は、高性能戦闘機を操縦するスリルと危険を捉えたアドレナリン全開の映画だ。

友情、ライバル、卓越の追求といったテーマも掘り下げられている。

映画は、マーベリックと彼のレーダー・インターセプト・オフィサー(RIO)であるグース(アンソニー・エドワーズ)が、F-14トムキャット戦闘機に乗り込み、敵のMiG-28戦闘機とドッグファイトを繰り広げるところから始まる。

1機の敵機を撃墜した後、マーベリックとグースは、上級訓練のためのエリートスクール「トップガン」に送られる。

トップガンでは、マーベリックはすぐに学校で最高のパイロットの1人として認められる。

しかし、規則を無視する彼の無謀さによって、学校のインストラクターであるマイク・"バイパー"・メットカルフ(トム・スカリット)と対立。

マーベリックのトップガンでのライバルは、スキルと規律を兼ね備えたパイロットのトム・"アイスマン"・カザンスキー(ヴァル・キルマー)。

彼は、マーベリックとは真逆の人物として描かれ、乱暴であり無鉄砲なマーベリックに何度も警告をする。

最初はお互いに敵対的だったが、最終的にはマーベリックとアイスマンはやがてお互いの腕を認めあう。

本作の魅力の一つは、なんといってもトム・クルーズの色気。

トム・クルーズ演じる主人公マーベリックは、才能に溢れ、かつ無謀な戦闘機パイロット。

その役から危険で刺激的な雰囲気を漂わせる。

マーベリックは、空中戦においては卓越した技術を持ちながら、その無謀な振る舞いから危険を顧みない人物として描かれている。

彼は、仕事であれ生活においても、常に自分自身を限界まで追い詰め、卓越を目指す。

また、マーベリックは、感情的な深さを持つ複雑なキャラクターだ。

彼は、友人であるグースの死に悩み、自分自身が事故に関与していたことをなかなか受け入れることができない。

トム・クルーズは、マーベリックが抱える内面的な葛藤を繊細かつ微妙に表現し、一次元的なアクションヒーロー以上のキャラクターに仕上げている。

さらに彼の魅力は、他のキャラクターとのやり取りにおいても表れている。

特に、恋人であるチャーリー(ケリー・マクギリス)とのシーンでは、自信満々なマーベリックの内面に優しさとロマンティックさがあることが表現。

「トップガン」でのトム・クルーズの演技は、彼の俳優としての才能や、不可欠なスターとしてのパワーを持ち合わせていることを示す、完璧な例と言えるだろう。

トム・クルーズの演技以外にも、驚くべき空中でのアクションシーン、そしてアイコニックなサウンドトラックが強烈な印象を与えた。

「Highway to the Danger Zone」というキャッチーなフレーズが耳から離れない。

映画は、高速で刺激的なアクションと、感情的なストーリーテリングを組み合わせた唯一無二の作品となっている。


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