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新しい時代の羅針盤:正直さ、自分らしさ、情報のギブが鍵!『激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール』

子供向けの本でも、大人があなどれない本は
世の中にたくさんあります。

ですので、
日頃から子供向けの本を手にとることが
多いのですが、また良作に出会いました。

それが『激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール』です。

新しい時代がはじまったとき、
なにより求められるのが「ルールブック」。

本書は、著者が子供向けに書いた、
新しい時代に必要な「ルールブック」です。

GIVE、OPINION、PARTY、DIVERCITYの
4つのキーワードを中心にかたられています。

今回は、本著から学んだ
役に立つ3つのアイディアをご紹介します。


「正直さ」が大切な時代

現代社会では、「役立つ」ものがあふれています。

しかし、そんな時代だからこそ、
価値が出てきたのが「正直さ」です。

インターネットによって、人の人生の記録が
残っていく時代。

人々は、他人が語っている言葉が
本心なのかウソなのかを、
簡単に見分けられるようになりました。

隠し事の通用しない時代だからこそ、
「正直さ」が求められるのです。

そして、相手が本当はどういう思いを
持っているのかがわかるからこそ、
ぼくたちはその思いに共感します。

自分を知り、努力をしない

「正直さ」が大切ですが、
自分に正直であるためには、
まずは自分を知らなくてはいけません。

そのために、著者は
「自分を怒らせるものの裏側」を考えることを
オススメしています。

それは、キライや怒りの裏側には
「自分の強いこだわり」が隠れているからです。

また、自分を知るためには
「努力せずにできること」を知ることが大切です。

他人にとっては努力にうつっても、
自分にとっては簡単にできるもの、
放っておいても勝手にやることを指します。

ぼくの場合は、読書とnoteでの
アウトプットが当てはまります。

「努力しないとできないこと」を続けても、
「努力せずに続けることができる」人には
勝てません。

努力をしたら負け、と言えます。

情報のギブの仕方

新しい時代に生き抜くには「与える」ことです。

与えることで、信頼を得ることができ、
仲間を得て、仕事につながるかもしれません。

まず何を与えるかというと、「情報」です。

本書では、情報を以下の
4段階にわけています。

・データ:バラバラの情報
・インフォメーション:情報を整理したもの
・知識:関連するインフォメーション同士をつなげたもの
・知恵:インフォメーションを抽象化し、相手にとって利益の部分を取り出したもの

まずはデータとインフォメーションから
アウトプットしようと著者はすすめています。

たとえば参考になったところや、
難しかった箇所。

そして、自分が抱いた「質問」さえも
インフォメーションにあたります。

気になった点:守破離

本書では
「人の真似をして、自分の意見を育てる」という
セクションがあり、そこでは「守破離」が
以下のように紹介されています。

・守は「師匠の教えを忠実にまもり、型を身につけること」
・破は「ほかの流派の教えに学び、良いものを取り入れること」
・離は「独自のあたらしいものを生み出し確立させること」

しかし、「破」は文字通り「やぶる」こと。

「守」でみにつけた型をやぶり、
型の奥に隠されていた
深層・真理・真意・意図・本質といったものに
たどり着くことなのかと思いました。

ですので、他の流派から良いものを取り入れる
ことが破につながるとは思えず、
むしろ有害かもしれません。

と個人的に思っていますが、
世阿弥の芸術書やそのほかの武芸書に
詳しいわけではないので、
これから探求していきたいと思います。

まとめ

激変する世界で君だけの未来をつくる4つのルール』は、
新しい時代に必要な「ルールブック」です。

現代社会を生きる上で大切なヒントが
たくさん詰まった、示唆に富んでいます。

とくに、「正直さ」が大切な時代という点は、
とても共感しました。

また、情報のギブの仕方については、
明日から実践してみようと思います。

目の前の変化についていくのに精一杯だけど
一度立ち止まって考えたい人にオススメです。

また、新しいことに挑戦したい人や、
自分自身を見つめ直したい人に
読んでいただきたい一冊です。

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