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「ワケあり物件」のマイナス要素を魅力に変える方法

POINTは【エリアの需要をつかむ】

東北で稼働していたホテル3棟を再利用するため、九州の企業に売却しました。
先日見事に移設して完成したホテルを視察させていただきました。
ホテルの周辺にトレーラーハウス3台を設置して、宿泊者の需要に応じて拡大したレストランスペースも拝見しました。
大きなショッピングセンターの敷地に建物を移設して、利用者の需要を最大限に満たした建物に生まれ変わりました。
弊社が手掛けるビジネス拠点は郊外にある埼玉、地方の東北、東京の千代田区といくつか事業エリアが異なります。
拠点ごとに事業の対象が異なりますが、その需要をうまくつかまないと事業が黒字になりません。
では、どのように事業を黒字にするのか?

1,エリアの需要をつかむビジネス拠点の需要は何か?
これをつかむのが基本です。
これさえ正確につかめれば、ビジネスの成功は約束されます。
ただ、需要があれば、競合も必ずいます。パイが大きければ参入余地はありますが、そのパイの大きさ、つまり需要を正確につかまないと赤字のまま撤退することになります。
私も何度も経験がありますが、前進より撤退のほうが10倍ノウハウが必要です。
また、社内外に障害が出てくるので、メンタルの弱い方は事業の撤退はできません。

2,強者と組むNHKの「どうする家康」を観ていると、秀吉という強敵を味方にする決断に至る部下同士の葛藤がありました。
ビジネスは1人ではできませんので、誰かと仲間を作る必要があります。
不平不満やクレーム、泣き言ばかりいう方とビジネスをすると前に進むものもうまくいかなくなります。
つまり、自分の強みを持ち、この分野のことは弊社に任せてください、
と言い切れる会社とお付き合いする必要があります。
弱者同士が集まると不平不満が度々出てきて、問題解決のためのアイデアや行動が出ません。
互いの強みを理解した会社同士が連携して事業が前進し成功します。

3,新しい需要をつくる
1、2とも関係があるのですが、世の中にノーベル賞級の新規ビジネスはめったにありません。
事業で成功しようと思えば、成功している会社をリスペクトしてその長所をよく勉強することからスタートします。
そして、できれば、リスペクトする会社のサービスに何か1つでも新しいサービスを付加する努力が必要です。
エリアの需要をつかみ、できれば新たな需要を作り出す。
難易度が高いですが、ちょっとの差別化でもよいので、その工夫が成功に近づくと考えています。