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映画DVD レビュー

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映画「エル~チェンジザワールド」

この時期に不謹慎な映画レビュー。「デス・ノート」2作の後、いわゆるスピンオフとして作られた作品だと思うのだけれど、主人公がエルである必要性は全くないし、デス・ノートは全く使われないし、きっと別の企画として用意されていたものを、ちょっと無理して「デス・ノート」に仕上げたなんて大人の事情があったりしたのではないかとか、想像したりするのも楽しい。
とはいえ、ウイルス兵器モノのサスペンスとして、単純に見れ

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映画「万引き家族」

樹木希林さん晩年の作品シリーズ。全身がんと公言されている中、「あん」とこの作品では、実際死ぬ役柄を演じるのって、どんな気持ちだったのでしょうか?
どうもタイトルの「万引き」が、重要視され過ぎていて、そこ、そんなに重要か?と思いつつ見終わったのだけれど、wikiによれば、企画段階では、違うタイトルだったようで、興行的な成功を考えての「万引き家族」というタイトルだったみたい。ある意味、キヤッチーなタイ

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映画「あん」

2015年の作品というから、オレの病気した年。
樹木希林さん晩年の作品、亡き市原悦子さんも共演しているというのが味わい深い。
孤独などら焼き店の店長の前に、「時給200円でいいから働きたい」と現れた、謎の餡作りの名人徳江さんには、実は悲しいエピソードが、という話なのだけれど、これ、どこまでがネタバレして良いことなのか、よく分からない。別に謎を追うストーリーでもないし、衝撃の告白でもないし、指が不自

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日日是好日

って茶道の言葉らしいけれど、本当に良い日という意味ではなくても、かけがえのない一日、という意味なのではないかな、そんな風に思える映画だった。一期一会というのも同じような意味なのかな。僕は、茶道の方は全く経験は無いのだけれど、書道を高校あたりまでやっていて、何となく共通するところがあるかな、とか、ヨガや瞑想に似たところがあるなと思った。茶道が禅宗と共にひろまった、という意味が分かるのだった。
無心に

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ターミネーター・ニューフェイト

ターミネーター・ニューフェイト

もうT2以来、妙な思い入れのあるシリーズで、まともな評価はできないと思うけれど、前作のジェニシスは、理解不能だった。
3から、ジェニシスまでをなかったことにしてキャメロンが作り直したT2の続編ということで期待は高まる。けれど、やっぱ、あのキレイに終わった作品の続編を作るのは無理。にもかかわらず、審判の日が起きてしまうという設定を作ることがまず無理矢理だし。これだと、3のパターンを踏襲してしまってる

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