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8つのタイプでわかる! モラ夫診断⑤/モラハラ離婚のトリセツVol.6

【タイプ5】過剰に束縛してくるモラ夫

◉過剰に束縛してくるモラ夫の特徴


夫から、このような束縛を受けたことはありますか?
 
・スマートフォンのパスコードを教えるよう迫られる
・LINEのトーク画面を見せるようにいわれる
・GPSで24時間居場所を監視される
・働きたいのに働かせてもらえない
・人間関係に口出ししてくる


人間には、少なからず所有欲があります。
束縛も、ある程度までは、健全な夫婦関係の中で起こりうる自然なことかもしれません。

しかし、度が過ぎれば、それは、他者に対する支配です。

過度な所有欲は、人の意識を歪めます。

相手を「愛する」ことの意味を、相手を「尊重する」ことから、「支配する」ことにすり替えてしまうのです。

自分の思いどおりに配偶者をコントロールしたいという欲求が、妻の自由をじりじりと侵食し、いつしか、それが当然の権利であるかのようにモラ夫自身が錯覚しはじめます。

束縛には段階があります。

最初は、たとえば、

「君は僕だけのものだから家にいてほしい。働きに出ないでほしい」

といった束縛を「愛情」と捉え、肯定的に受け入れることもあるかもしれません。

しかし、何かのきっかけでモラ夫の猜疑心が刺激されると、ありもしない不貞を疑い、人間関係一切に口を出すようになり、スマホのパスコードを教えないことに怒り、その後、LINEのトーク画面を盗み見たり、GPSを仕込んだり、盗聴したり……といった過激な監視行動に発展します。

他者の人格を尊重して、その幸福を願うことが健全な愛情だとすれば、このような支配行動はその対極にあります。

配偶者の自由を自分の支配欲のために奪うことは、配偶者の人格を尊重し、その幸福を願う精神とはほど遠いことです。

モラハラ被害では、こうした過度の束縛は数多く存在します。

束縛行動は、妻側もそれを愛情と錯覚することがあり、妻自身に被害者意識が芽生えにくいものです。

「隠蔽」という、モラハラのキーワードにまさしく合致する類型といえますが、束縛の程度が徐々に過激化していくことで、妻側も疲弊していくことが多いです。

常に疑われ、監視される状況に、だんだんと心がすり減っていくのです。

夫婦生活を振り返ってみてください。
夫が監視行動を当然の権利のように考えているふしはありませんか?


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※この記事は『「夫がこわい」を卒業したいあなたの モラハラ離婚のトリセツ』から抜粋して作成しています。


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