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ポテチを食べ続けると最後に残るもの

意外と長くなかったような気もする、今年の夏も終わりの雰囲気。最近はちょっと肌寒い日もある今日このごろ。

自粛期間が長いと、外に出ないから夏が短く感じるのでしょうかね。仕事もリモートだし。

そんな休みの日にポテチを食べながらネトフリを見ていると、ふと、昔の職場で一緒だった、先輩弁護士のことを思い出しました。

最初の頃の職場の先輩だったんですけど、一心不乱に仕事をしているとき(いわゆる集中タイム)の様子に、ある特徴があったんですよね。

ポテチの好きな人で、仕事をしながら(つまり基本的には裁判系の書類を起案しながら)、しばしばポテチを食べていたみたいなんですけど。

あるとき、鬼気迫る感じで、集中しているときの光景を見て、驚いたことがありまして。

頭にハチマキを巻いて、塩を舐めながらパソコンに向かって書類を書いていたんですよね。

最初は、「どうしたのこの人!?大丈夫!?」と思って驚いたもんです。そのうち慣れましたけど。

このモードになっていると、もちろん声をかけづらい雰囲気なので、側をそっと通るだけで、「あ、集中タイムだ」と思ってちらっと見るだけでした。

なかなかクセの強い人の多いこの業界で、最初のころに受けたインパクトのある洗礼って感じでしたね。

で、なぜ塩を舐めながらやっているのか?というのは、聞くところによると、

ポテチをいっぱい食べていたらお腹がいっぱいになる

でもポテチを食べながらやるのが一番集中できる

それを続けていると、そのうち塩が残った

という話でした。

もちろん、いやそれストレスでしょ!!大丈夫なんですか?と思ったのですが(笑)。

人が集中して仕事をすると、こういう光景になるのか、と思いました。(違う?笑)

ただ自分も、そうか、何かに集中しながらポテチを食べ続けると、最終的にはイモの方ではなくて塩が残るのか、と思って、妙に納得したのを覚えています。

仕事に集中しているうちに、いつの間にかイモがなくなっているのにも気づかず、塩を舐めながらやっているような感じですかね(イメージですよ)。

最もパフォーマンスの上がる手段を選択して、全力でぶちこむ、とりあえず他のことは考えない、というところに、何となく情熱を感じたことでした。

しかし、ネトフリを見ながらポテチを食べていると、なんか昔のことだなあ…と思い出されて。

イモがなくなったのに気づいて袋を捨てて、なかなかそこまでの情熱をもって仕事をすることって、いつの間にかなくなってきたなあ…と。

夏の終わりに、そんな昔のことを思い出していました。

※ちなみに、その先輩は現在も元気にご活躍中なので、ご心配は無用です(笑)

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