字のない世界　

わたし、LD（学習障害）なんですよね。

自閉スペクトラム症もあります。
幼稚園のころから、ずーっと意味不明のまま
みんなのマネをとりあえずして
生きてきたのですが
勉強はチンプンカンプンで　雰囲気で言葉を使ってます。

今でも日本語の使い方がおかしいって指摘されます。
天然か？って言われる。
なんとなく知ってる単語を組み合わせて
創作言葉を使ってます。

顔見知りと人見知りの違いとか
「あれ」とか「それ」が分からない。
「どれ？」よ。

時間の逆算や、スケジュール管理は難しい。
歌も歌詞に意味があるなんて知らなかった。

とりあえず周りを怒らせないようにビクビクしています。

看板の字も意味を持たないマークや模様にしか見えないので
今でも「立ち入り禁止」や「閉店」って書いてても中に入ってしまう。
「関係者専用駐車場」とか書いてても
まったく意味を持たないので空いてたら停めてしまう。

この間も怒られた。ここに書いてるでしょ？って。

今でも、ノーマルバージョンのわたしは　
字が読めません。
日本は識字率が高いですが、教育を受けても
字が読めない人もいるんですよ。
会ったことないけど。

文字や数字に意味を持たず、その場その場の雰囲気で行動しています。
このブログは字を並べる練習をしています。

中学生の頃から演劇が好きで
メイクや大道具や裏方がとても楽しかった。

20歳の頃に、友達の大学の劇団の役者が足りなくて役者になって欲しいと言われて
台本もらったら読めなかったの。

友達にここまで字が読めないの？
ってビビられてしまいました。

飲食店に行っても、メニューは
絵や写真で選んでます。

5年くらい前に
字を音に変換したら
理解していることを発見しました。

小さな声を出して読むと耳から理解できる
バージョンアップした自分を召喚させることができるようになりました。

字が読めて理解して
小説を楽しめる人が羨ましい。

音読して欲しい。
そしたら理解できる。

※音読アプリはダメなんです。
生音じゃないから気持ち悪くて聞けない。

でも、そんなわたしは逆に
誰にでも伝わりやすい
プレゼン資料や、パンフレットを作るのが
得意なんです。

ほとんど字がなくて
視覚で理解できるように作ります。
これが人の記憶に残るらしくて高評なんです。

わたしは字のない世界にいます