沖縄のおばーから教わったお店が繁盛するサイン

いつも行く神社は、地元のおばーたちがお店番をしています。
沖縄のおばーはオバサンではなく、８０歳以上のおばあさんのことを指します。（70代ではオバーと呼んだら失礼です）

わたしはいつも朝早めに行くので、売店がまだ開いていません。
１0時から開くので、祈願が終わってから少し待って売店に行きます。
 
ある日、好きなお守りをチョイスして、お守りを買おうとした時、

あ、１万円しかない。。
 
すると、売店のおばー、一瞬、困った顔。
（アイヤーお釣りあるかな？）←おばーの心の声
 
「すみません、１万円札しかないのですが、お釣りはありますか？」
 
「だいじょうぶよ〜〜ちょっと待ってねえ〜」

お釣りをもらって、帰ろうとすると。。。
おばーがニコニコして　こう言いました。
 
「あんたはミーグチ。そして１万円を出した。今日はこれから、
 　お客さんがいっぱい、お金もいっぱい入るさー」
 
と笑顔で話しています。
 
？？？
なんのことかさっぱりわかりません。
 
どういうことか話を聞くと。。
 
ミーグチ、というのは、「新口」というそうで、
意味は、開店早々入ったお客さんのことです。
 
ミーグチ（新口）が入ると
その日は、後から続々とお客さんが入ると信じられているそうです。
 
そしてさらに！
 そのミーグチの金離れが良いと
 今日これから来るお客さんも　お金をたくさん使うお客さんが続くようです。

そうなのかー！
 
かのんの実家は水商売なので、（日本そば屋さん）
このおばあちゃんの言っていること、よくわかります！
 
開店早々お客さんが入ってくると、
 
あれ？今日はなんで？
 
忙しくなりそうだな、と思うと、本当に忙しくなってくるんです。
 
親しい京都の料理屋の女将さんが、
 
「お客さんが五千円札ばっかり出す日は、ヒマな日やで。」
 
と裏で言っていました。
 
理由はわかりませんが、レジの中に五千円札が揃ってる日は
「あかん」らしいです。
 
朝一番に１万円出してしまったことを
「申し訳ない(＞＜;)」と思っていたところを
 
ミーグチとして大切にしてもらえるなんて、
めちゃくちゃラッキーです。
 
おばあちゃんとは、言葉が半分くらい伝わらなくても（笑）
 
わたしの方は、たくさんの学びを頂きました。
 ありがとうございます。
 
☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*☆*ﾟ ゜ﾟ*
 
 
お店をやっている方、ミーグチが毎日やってきますように。
 
そしてその人が１万円を出してくれると、
その日はいいことあるかも！
 
本日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございます。

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