田んぼの環境 土に石ころがないのはなぜ?宇根豊2021年3月農文協№354
うねゆたかの田んぼの絵本④
■田んぼの広さ
弥生時代は3㎡のものが多く発掘されている。全て手作業だったからでしょう。奈良、平安時代になると牛や馬を使う田んぼでは100㎡ぐらいのが現れてくる。現代人一人の年間米の消費は54kg。バレーボールコート(162㎡)くらいの田んぼが必要。
■畦の役割
歩く、水を貯める。それだけではない!畦があるからこそ、生きていける動植物がいる。多様性が生まれる。ハタネズミ、ササキリ、ゲンゴロウ、クモ、サギ、もぐら等々。
■田んぼに水を貯める理由
①土が柔らかくなり、田植えをしやすい
②稲にいちいち水をかけなくていい
③山や川からの養分が水に溶けて流れ込む
④土が痩せない
⑤稲の連作障害が起きない
⑥生き物が豊かになる
⑦村全体の水利用が簡単になる
■田んぼが作っているのは米だけ?
農業と工業の違い。工業はひとつの製品を作る。
農業は自然現象で、多様な動植物を同時に育てる。そこに命のつながりがある。田んぼの上を吹く風は冷却効果で涼しくなる。働く場・生きる場がある。洪水が防げる。川の流れが安定する。地下水が増える。水がきれいになる。空気がきれいになる。土砂崩れが防げる。遊び場になる。祭りや行事を生み出す。知恵や技能が伝わる等など。
東京駅近くの地下で米のみ生産されている場所がある。人口照明。虫もいない。壁には田園風景の写真が貼られている。
【感想・行動】
もう、知れば知るほど田んぼは凄い!自然の力は凄い!農業の奥深さに感動する。早く土に触りたい!
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うねゆたかの田んぼの絵本⑤
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