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ブスに見せたい番組『ル・ポールのドラァグ・レース』から始める価値観の転換

コロナ禍で家時間を持て余してNetflixに加入してから早1年

ブスとして割とみじめな経験も多く生きてきた私がもっと早く会いたかったと声を大にして言うおすすめ作品が

『ル・ポールのドラァグ・レース

(Ru Paul's Drag Race)』


ブスのみんなに是非お勧めしたいので勝手に紹介する


この番組は簡単に言うとドラァグ・クイーンのバトル番組


ドラァグ・クイーンとは

どんなに後ろ指さされようと

自分であることを止めない強い女たち


ドラァグ・レースは

そんな女たちがカリスマ性、ユニークさ、勇気、大胆さ、才能をかけて戦い、

時にお互いの暗いバックグラウンドを明かし合ったり、

熱い思いをぶつけ合う

ノンストップ激熱リアルバトル


この説明だけでブスならピンとくると思うが、

この番組では自分の師匠と崇めたくなる、

人生を前向きに強く生きるためのヒントを持ったクイーンたちがわんさかと出てくる


感情がむき出し 猿か虎か

ル・ポールのドラァグレースではカメラの前でも嫉妬や意地悪、ののしり合い、揉めごと、ギスギス、泣くが日常茶飯

彼女たちの感情の豊かさ、素直さを見たら、

自分自身のあり方にももっと寛容になれる

それどころかクイーンたち自身、ユーモアを持って相手に毒吐く話術はドラァグクイーンの誇りだと思っており、私たちの想像を超えたボキャブラリーで相手を攻撃する


ル・ポールの名言で自分を高めよ

司会者のル・ポールはドラァグクイーンの大御所で

この番組を通してドラァグクイーンの存在を

夜限定の大人の秘め事のような立ち位置から

お茶の間から愛される大衆のものに仕立て上げた

ドラァグカルチャーの立役者

そんな彼女の言葉にはドラァグクイーンだけではなくみんなの心に響き渡る名言が多くある


特に毎話の決め台詞

"If you can’t love yourself, how in the hell you ganna love somebody else?"

「自分自身のことを愛せなかったら、一体どうやって他の人のことを愛せるっていうの?」

は誰からも愛されないし自分でも自分のこと好きじゃないと思ってしまう

ブスな私たちの心に厳しくも優しく入り込む


化粧とファッションで輝く

派手で厚すぎる化粧

大きすぎる頭

どこで買えるのか皆目見当のつかない破天荒ファッション

これをドラァグの世界では「エクストラバガーンザ」とか「ゴージャス」と表現されて誉めそやされる

すっぴんは正直あんまり……なクイーンも

化粧をしたらすんごい美人になったり、

逆にすっぴんがきれいめでも

化粧次第でうーん……な顔になったり、

化粧の力の偉大さがここに極まれる

ブスな私たちにこの点は実践的希望を与えてくれる


『ル・ポールのドラァグレース』を見たら

どんな女性も女としての自分の生き様により強い光を見いだせるのではないか

と私は思う

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