見出し画像

ヴィジュアル系インサイドセールスが書く「ホッとする」ノート:泥だらけの就職活動〜参〜

このnoteは、2019年9月17日に配信した「ホットリンクのメルマガ」のバックナンバーです。メルマガ講読フォームはこちらhttps://service.hottolink.co.jp/mailmag/

こんにちは。ホットリンクのヴィジュアル系インサイドセールス、堤です。



今回はヴィジュアル系バンドマンの就職活動編の第3部になります。



就職という多くの人が通る道。そこにはそれぞれのドラマがあると思います。
みなさんにはどのようなドラマがありましたか?



私はホットリンクに入るまでに2度転職しています。
在籍した3社全てで、大切な出会いがあり、挫折があり、学びがありました。



その3社を、3部に分けてお話ししようと思います。



今就職活動や転職活動をされている方、もちろん今の会社で頑張っている方、みなさんに何かメッセージが伝われば幸いです。
それでは最終章である第3部。現在の職場である、ホットリンク編です!




転職活動が難航する中、エージェントから紹介された会社がホットリンクでした。
できる限りの準備をし、かなり構えて面接に臨みましたが、拍子抜けする程フランクな雰囲気でした。



話しやすい・・が、逆に言えば自分を盛る事はできず、正直に話すしかありませんでした。



高校卒業後は13年間ミュージシャンで、ビジネスマンの経験が乏しい事、そこに劣等感を感じている事・・。
この経歴で何度も面接に落ちている為、詳しく話したくありませんでしたが、バンドの事をすごく質問されるので答えざるを得ませんでした。



すると、予想外の反応が返ってきました。



「凄いですね・・!!面白いです。ぜひ一緒に働きたいです!」



こうしてすぐに入社する事になりました。




そこからは驚きの連続と、怒涛の日々でした。
前職で、ビジネスマンの優秀さを痛感した私でしたが、それを遥かに凌駕する人が何人もいました。



ちょうどホットリンクは第2創業期で、多くのメンバーが入れ替わり、新しいチームで新事業を立ち上げるタイミングでした。
全てを自分達で考えて、実行していく。



私はやればやるほど自分の能力の低さを痛感しました。痛感したと思っていたら、もっと足りていなかった。それを痛感したと思っていたら、もっともっと足りていなかった。そんな毎日でした。



前職で私は、ITスタートアップ企業のスピード感の中で溺れましたが、ホットリンクは更に早いスピードです。
SNSというトレンドの移り変わりが激しいジャンルな事もあり、1日でも情報収集を怠ると遅れてしまいます。



ホットリンクで私は溺れなかったのかというと、何度も溺れかけました。
それはそうです。前職でも付いていけなかったのですから。



周りと知識も頭の回転力も差があり過ぎて、正直何を話してるのかすらよく分からない。
でも「こんな事も分からないのか?」と思われて、また前職の時のように居場所を失いたくなかった。



素直に「分かりません」と言えない・・。正直に言う自信がない・・。



しかし、私が分かっていない事なんて見透かされていたと思います。



それでもホットリンクでは、そんな私を疎外したり、馬鹿にする人は1人もいませんでした。



溺れそうな時、いつもチームのリーダーが手を差し伸べてくれました。
2人でランチに行ったり、飲んでカラオケに行ってヴィジュアル系の曲を一緒に歌ったり、家に遊びに来てくれたり・・。
その中で、仕事のアドバイスもたくさんしてくれました。



前職までの私は勉強のやり方すら分かりませんでしたが、ホットリンクではCEOが自ら、徹底的に教えてくれました。



そして私の面接を担当してくれた、当時の営業部長からもたくさんの事を学んでいますが、印象的なエピソードを1つ。



私は前職で自信を失ってしまった状態を、ホットリンクに入ってからも引きずっていました。



そんな私に、このような話をしてくれました。



「そんなに恐縮する必要はないです。この会社でも役職はありますが、それは役割が違うだけで上も下もない。
お互いリスペクトは持つべきだが、人として対等です。だから堤さんも、もっと自由にしてほしい」



こう書くと綺麗事のようにも見えますが、実際にそういったスタンスで当時から、執行役員となった今でも変わらず接してくれています。



これがキッカケで、私は分からない事は分からないと、正直に言う事ができるようになりました。




それから半年程経った頃、現在のCMOはじめ、個性的なマーケター達が入社してきて、会社の雰囲気は劇的に変わりました。



その方達は、私の経歴はウィークポイントではなく個性だという事を教えてくれました。「元ガチなヴィジュアル系バンドマン」なんて面白いからどんどん押し出していこう、と。



今まで私は、自分の経歴はビジネスの世界においては非常識であり、隠さないといけない事だと思っていました。



私にとっては唯一の、自信と誇りを持って、人生を捧げてきたヴィジュアル系バンド。
それを隠すという事は、私自身、自分が何者かよく分からない気持ちでした。



しかし今は、ヴィジュアル系のメイクをしてイベントに登壇したり、こうして文章を発信したり、本当に自由にやらせてもらっています。



こんな環境に身を置けている事は本当に幸運だと思っています。




第1部、第2部に書きましたが、私は「追いかけ続けた夢はもう終わった」と諦めていました。



だけど今はそう思っていません。



多くの人と少し違うかもしれないけど、私には私の積み上げてきた人生がある。
それは間違いなく、今に繋がっています。



泥臭く、傷付きながらギターを弾き続けた日々は無駄ではなかった。



莫大な借金を背負い、絶望した日々も無駄ではなかった。



ビジネスの世界で自分の無力さに泣いたあの日も、無駄ではなかった。



この事に気が付かせてくれたのは他ならぬ、ホットリンクのメンバー達です。




最後にもう1つ、お話したいエピソードがあります。



私がホットリンクに入社してすぐに、CEOからこう言われました。



「必死で頑張るなら、今とは違う景色を見せてやる」



その時は、もっと良い会社にするぞ、という意味だと思っていました。



しかし今はその言葉の本当の意味が分かる気がします。



私は入社して今までの1年半、教えてもらった通りに毎日勉強を続けてきました。



すると気がつけば、1年半前と今では、私自身が見える景色が違うのです。



同じ事象を見ていても、その裏側が見えたり横側が見えたりする。



それならば、もっと知識と経験を積み重ねた人にはどう見えているのだろう?どんな発想があるのだろう?



そう考えると、勉強する事、自分が成長する事が楽しくなりました。



もっともっと広い景色を見てみたい。
私が愛し、人生を捧げたヴィジュアル系だってずっと続けていきたい。
追い続けた私の夢には、まだ続きがあるようです。



このように、私はホットリンクでは


・ビジネスマンとしての成長を助けてくれる人達との出会い
・失ってしまった自信を取り戻す
・ヴィジュアル系活動の再開


といったドラマがありました。



みなさんも、お仕事をされる中で、様々なドラマがあると思います。
嬉しい回もあれば、悲しい回、悔しい回・・ハッピーエンドにはならない時も多いかもしれません。



しかしその中で起こる出来事、出会う人、学んだ事・・・全ては自分の人生に繋がると思います。



私は13年間のバンド活動と、第1部第2部に書いた道のりがあったから、幸運にも今恵まれた環境に来る事ができました。



それを活かすも殺すも自分次第。できる限り、苦しみながらも楽しく、もう俯くのはやめて、前を向いて生きていこうと思っています。



長い3部作でしたが、最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。
どこかひとかけらのパートだけでも、みなさんの心に響く内容となっていれば幸いです。



次回からまた違うテーマで書いていきますが、これからもよろしくお願いします!

ホットリンクのメルマガ講読フォームはこちらhttps://service.hottolink.co.jp/mailmag/

#ヴィジュアル系 #ビジュアル系 #V系 #インサイドセールス #IS #ホットリンク

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?