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『氷の城壁』第12巻購入・紹介・感想(その1)


ネタバレそれなりにありますのでご注意を!!


2024年7月4日に発売された第12巻(98話から104話で構成)についての感想などを今回アップします。
第1巻から第11巻まで、これまで書いた感想等は、マガジン化していますのでこちらをご覧ください。

今回は早速にトップ画像の説明からいきます。
画像の撮影場所ですが、98話中でヨータと美姫がなんか小動物を見つけて降りていった川っぺりの構図でとってみました。聖蹟桜ヶ丘駅の南側を流れるこの川(大栗川)沿いでも、もうちょっと作品で描かれた構図に似た感じの場所がありますが、ふと思いついてクルマで行ったときに撮影したため、光の関係や短時間軽自動車を停車させるスペースとの関係でここで撮影した次第です。道幅が狭いため、普通乗用車でも短時間の停車(駐車に至らない程度の時間)は不可といってよいでしょう。

ちなみにこの川の少し上流側にはこんな看板が立っていました。

どこが芝生やねん。育ちすぎ??にもほどがあります・・・・
東京都!仕事しようよ(^^) ※ちなみに本日は東京都知事選挙投票日※

横組みマンガ冊子化された『氷の城壁』全巻(あと2巻の発行で第14巻が最終巻となりそう)を通じて、『氷の城壁』第12巻は、万人に向けての最高の1冊だと思われます。冊子初版販売時の値段が990円(ある巻はそれ以上)と高価でもあり、(とくに中高生個人に)全巻買って!とも言えないので、不特定多数の人にどれか1冊ということであれば、この第12巻をお勧めします。1組の恋愛が成就し、1組の恋愛が良い方向に進みそうだということはもちろん、第12巻全体としても厳しい場面はほぼないことも理由です。
第12巻の具体的な構成としては以下のとおりです。

・美姫が自らの気持ちの変化を感じ取り、恋に落ちていく話から始まり(98)、
・こゆん自らの動きにより、自分がどうしたらよいのかわからなくなってしまったミナトの復活(99-100)、
・そして大地くんに軽く突っ込みながらの、つっこちんの下記面白名言(この言葉は高校生までの自分にもどって読んでみると、個人的に刺さりましたわ)を含め、都合よく話を面白くさせる展開(101-102)、

サビキ釣りより
一本釣りを
目指したら
どうかな・・・

『氷の城壁』第12巻 p.113

・ミナトとこゆんが同時に告白して思いが一致し、他方、美姫からのつっこちんへの相談持ち掛けとそのやりとり(美姫の隠しきれない正直さとつっこちんの的確な前提条件の想像及び解決アドバイス)(103-104)。

もちろん1巻から順に購入がよいのですが、全巻で約1万5千円近くを一気に注ぎ込めないという方に対しての個人的な見解としては、第12巻→第11巻&第4巻(理由は以前に書いた記事を参照願います)→この2冊を受けた第13巻&第5巻→それ以外の第1巻からの順番での購入です。

さてこの巻について、個人的に一番のポイントは、巻頭話となる98話です。タテヨミのときはミナトが桃香に別れを告げるという97話からの場面転換という意味合いのほうを大きく感じていましたが、マンガ形式になって、97話と断続されたことも多少あるものの、98話のコマ割りが素晴らしすぎて、美姫の感情の揺れが非常に大きく、良く描かれていると感じました。
最終ページで

恋シ
じン
ゃプ
んル
 に

『氷の城壁』第12巻 p.34

と、文字だけで構成しているのは、タテヨミ自体もそのように読めていたのですが、冊子としても斬新です。
また見開きの28-29(の右側)ページにかけて1コマとして使ったヨータの「この風 好き」は、タテヨミから大きく構図を変えていて、見開きが使える横組みマンガの良さを生み出しています。

(その2)はいつ書けるかわかりませんが、とりあえず今回はこれまでとします。

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