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イギリスに行って感じたこと走り書き

イギリスに旅行に行った。
旅はガチ勢ではないが好きで、特に東南アジア・東アジアはこれまでに十回ほど行っている。だがヨーロッパに行くのは初めてだった。

行ってみたら、これまでの旅で感じたことがないような衝撃を受けた。

渡航前のイギリスのイメージは、正直そこまで良くなく、
インターネットで見るようにどことなく皮肉っぽい性質なのかなと思っていた。https://note.com/umakuiku_konaka/n/n5f0816b38d20

また、アメリカよりヨーロッパの方が差別が残っているイメージがあり(アメリカもBLMなど問題はあるが、移民の国であり世界一の経済大国の余裕があるようなイメージがあった)、そこにもビビっていた。

そのイメージとは裏腹に、行ってみると「成熟している」って表現がしっくり来るような国だった。ひどい偏見だった。猛省。
そして偏見が実体験で薄められ剥がれていく感じ、旅楽しい。

ロンドンで印象に残った点を備忘録として記載。

多様な民族や人種

想像より遥かにいろいろなアフリカアジア中東南米、いろんな人種の人が住んで働いていた。電車に乗っている人、空港やホテルや飲食店で働いている人、仕事終わりに飲んでるっぽい人、ほんとにいろんな人種がいた。
ここまでいろんな人種が普通に混じり合って暮らしているのは、日本でもこれまで旅行した国でもみたことがないので新鮮だった。

気になったのでデータもみてみる

2021のデータになるがロンドンの人口の人種比率は、
イギリス系白人36%に対しアジア系が20%、黒人が13.5%とかなり多様化している。

5イングランドとウェールズの民族構成比


次に東京もみてみる。データはロンドンと同じく2021に揃えた。
人口の民族比率は96%が日本人、3.4%がアジア系であった。
想像以上の単一民族だし、生活している外国人もアジア人が殆どで人種の多様性は乏しいんだな。

東京都が公開している上記データを可視化(引用は最後の章に記載)

みんなにこやかで優しい

これ、ほんとに衝撃だった。みんな優しい。
Piccadilly Circus(渋谷的ないかにも観光客が来る繁華街) でおじさんが話しかけて来た。危険な予感がして身構えたが、「あなた達ラブリー」だねって言って去っていった。なにそれかっこいい。
Oxfordのガソリンスタンドでレンタカーへの給油方法がわからず、まごまごしてたら、通りがかりのおじさんが助けてくれた。おじさんは問題が解決して自身の給油も終わったら、「👍」しながら車で去っていった。なにそれかっこいい。

東京に戻ってきてから人の余裕の無さを感じることが増えた。
朝の混みまくった渋谷駅で舌打ちされるとかあるよね。自分も心に余裕がなくなってるなあって感じることが増えた。(旅行中と生活中を比較するのはアンフェアだと思うが)

大自然

ほんと美しかった。
自分は霧ヶ峰高原や阿蘇の草千里みたいな大草原が大好き。なのでCotswoldsの大草原!って感じの自然がとにかく好きだった。

Cotswoldsに向かう最中、レンタカーでこんな道を走り続けた

合理的でいいな

ロンドンのエスカレーターは超高速。
商業施設も駅もガンガンエスカレーターが進む。合理的だ。

歩行者信号が赤信号でも車が来ていなければ、皆渡る。合理的だ。
後から知ったが、歩行者が信号を守るかは法では決まっておらず自己判断らしい。

余談だが、信号でのカルチャーショックはベトナムでも受けた。
ベトナムの交差点は歩行者信号がないことがほとんど。ドライバーや歩行者のアイコンタクトがマイクロな信号の役割を果たし、なんか無事故で渡れている。

合理性のためにこうなってるかは不明だが、交通システムだとこれも衝撃だった。
2階建てバスがガンガン走ってる。
あれは、「はとバス」みたいな観光用かと思っていたが、都バスみたいな市民の足だった。走行中でも急な階段をみんな上り下りしていてすごい。
もちろん優先席や車椅子ベビーカーゾーンはちゃんと1階の乗降しやすい場所にあり配慮されている。

キャッシュレスが進んでいる。なんでもクレカで払える。
滞在中1回も現金を使わなかった。

ストリートミュージシャンへの投げ銭もクレカ

あまりにグレートな建築と歴史

街のどこをみても絵になる。 歴史の重厚感を感じる。日本や東南アジアとは当然違う。100年以上も前から建っていそうな建物ばかりの街に感動を覚えた。大きい地震がなくて石造りだから残るのだろうか。

ロンドン市内

Windsor Castleも行った。ロンドン市内から電車で90分ほど。
日本で言う御用邸みたいな感じだろうか?
写真のロングウォークは直線の道と芝生が4.8キロ続く。渋谷新宿間よりも長い筑波大学よりも長い。

Windsor Castle。よく見ると写ってる衛兵のサイズ感で
グレート差が伝わるだろうか
Winsor Castleのロングウォーク

歴史を相対視

大英博物館は、文字通り世界中の様々な文明をざっと見れる。
あちこちの巨大文明を見たあとに日本を見るとかなりユニークに感じた。
エジプト、ギリシャ、インド、中国と比べてなどの華やかな巨大文明と比べると、地味にみえる。
しかし、その地味だが洗練さえれた侘び寂び的な慎ましさに美しさを感じる。
また、漫画やアニメは現代日本の特徴だと思うが、土偶から浮世絵の頃からなんかコミカルである。なるべくしてこのようなカルチャーが生まれたのかもしれない。

まとめ

初めてのヨーロッパ旅行でイギリスに行った。
価値観の変化や差別のイメージとは裏腹に、成熟していて多様性のある国だった。ロンドンでは多様な人種や民族が共生している様子が感じられ、人々はこやかで優しい。大自然や合理的な行動、歴史ある建築なども魅力的だった。一方で、物価が高く円安が辛かった。

外の世界を知らずに地元最高!になっていたなと気付かされた。

働いてみたい住んでみたい。学生時代に留学しなかったのを後悔している。
時間を作って留学したいなぁ。


引用データ・免責

あくまでも2つの町に合わせて1週間ほど滞在しただけでの印象ということに留意願いたい。

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