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等身大でがんばる

あまりに風邪をひくので扁桃腺を摘っちゃおう!ということで入院していた。暇なので本を読んだりYouTubeやNetflixを見たりゴロゴロしていた。
1週間だけの予定だったが色々あり2週間近くも入院することになった。
社会人になり2年目が経とうとしているが、こんなに長い間まったりすることは初めてだった。大学の時は夏休みも春休みも2ヶ月くらいあったのが今となっては信じられない。
入院前から仕事に疲れていると感じることが増え、これからどう生きるのが幸せなんだろう?と考えていた。中二病, 高二病, 大二病とは言うがあらゆるライフステージにおいて、「新しいステージに慣れて、これからの過ごし方が見えてくるタイミングで迷いが生じる」というのは普遍的なのかもしれない。ミッドライフ・クライシスとか言うし。
入院中にはじっくり本を読めたのもあって、これまでぼんやり考えていた生きたい生き方がぼんやり言語化されてきた。つらつらと書いてみる。

「ここじゃない世界に行きたかった」

入院中に本を数冊読んだ。
特に塩谷舞さんの「ここじゃない世界に行きたかった」は自分に重ねるところがたくさんあった。
ニュータウンでのほほんと生まれ育ち、大学を契機にITベンチャーの世界に進み、疲弊する姿が自分の身に重なって見えた。(もちろん書かれている塩谷さんの働き方のほうがえげつなくて比べると自分は足元にも及ばない。)
書かれていた自分が持続可能に働けるようなミニマルな働き方をし、自分の五感をものさしに生きていく姿は、とても精神的に豊かに感じられ目指す方向性かもしれないと感じた。

肩の力を抜いて走る

社会人1年目のとき、仕事が楽しかった。
今思えば周りの人のお膳立てがあってのものだが、それなりに成果が出ていた。色々チャレンジさせてもらい、うまくいかないこともたくさんあったけど、何でも挑戦できるし失敗をやれば何でもできる自信があった。自己効力感を感じていた。
楽しくて業務外でも仕事のことを考えてることが多かった。

しかし一方で体力も精神も消耗して、余裕がなくなっていた。
殺気立って世の中のあらゆることにいらついていた。業務後や休日もSlackから通知が来ていないかを気にして、どうでもいいアプリのプッシュ通知にいらついていた。時間を無駄にしないように気を張るのが続いた結果、信号待ちの時間にすらピリピリしたりしていた。
これまでの人生では「優しい人だよね」と言われることが多かったし、勝手ながら自覚もあったので、明らかに心の余裕をなくしていく自分の変化に気づいて悲しさも感じていた。
勤勉で真面目だけど、のほほん と学生時代を過ごしてた人が、いきなり成長中のストイックなベンチャーに飛び込んだんだから、メンタルに負荷がかかるのも自然なことだったのかもしれない。

そんな事に気づいたり、シンプルに疲れたりしたため最近は正直、肩の力を抜いている。
もちろん仕事はしてるんだけど、業務後や休日にまで仕事のことを考えたり、メンションがあったら昼夜休日を問わずレスするのをやめた。また「時間があるならインプットや思考をしてないとやばい!」みたいな考えを捨てた。(前は業務時間は手を動かすことに使って、インプットや思考は業務外でやろうって考えがあった。)

その結果、今の状態のほうが人にやさしくなれる。幸せに生きられる。ということに気づいた。
疲弊しているときはYouTubeやTikTokをダラダラと見てしまうのに対して、ちょっと心に余裕があるときには、能動的に趣味をやれてうれしい。
やたらこだわった料理を作ったり、仕事に関係のない本を読んだり、自分の琴線をもっと尊重しようと思って、素敵だなと思った服や家具雑貨に手を伸ばすようになった。

とはいえ

一方で、しんどいときに一歩踏ん張れる人・やろうと思ったら物量でカバーできる人は強い。憧れる。しかしながら前述の通りTwitterにでてくるえげつなく働く起業家と同じ働き方も当然できない。
適度に力を抜きつつ仕事でも成功していくバランス感はまだ手探り。このバランスを見つけたらもう一ついい大人になれる気がする。
今後走りながら見つけていこうと思う。

つらつらと文章を書くぞの宣言

全然このnoteの本題に関係がないけど、文章を書くことの良さに気づいたので書く。

noteのような文章を書くのは初めてで難しかった。
文章を書くときには、伝えたいことを箇条書きにして骨を作りそれに対して肉をつけていきましょう、ということを研究室時代に先生からよく言われていた。そのメソッドで初めは記事を書いてみたが筆が乗らない。まだ言語化されきっていない自分の考えを書こうとしているんだから、構造から入って文章をかけるはずがなかった。

逆につらつらと書いてみたところ、会話では恥ずかしくて晒せないような、まだ自信を持って話せないような、繊細で柔らかな考えを、文章なら書ける。
書きながら繊細な考えが整理されて自分の中で確固たるものになっていく気がして気持ちがいい。
つらつら書くのをやっていこう。

書きながらどんどん出てくる考えをそのまま書いたから、脈絡のない文章になってしまった。読んでくれてありがとうございました。

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