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2024年J1リーグ第5節〜第7節まとめ(A鹿島ーH新潟ーA京都)

第5節 vs鹿島アントラーズ@茨城県立カシマサッカースタジアム

2連敗で迎えた鹿島とのアウェイゲーム。この試合は「CLÁSSICO 3(クラシコ 3)」と銘打たれた。1996年から2002年までの7シーズン、年間優勝チームは磐田と鹿島のみ。両チームはいつしか「2強」と呼ばれ、磐田と鹿島の試合は「ナショナル・ダービー」として注目を集める一戦となり、多くのヒーロー、記憶に残るゴール、名場面が生まれてきた。

残念ながら直近約10年で3度のJ2降格を経験しタイトルからも遠ざかっている磐田に対し、鹿島は今もJ2降格を経験することなくJ1で戦い続け2018年にはアジアの頂点に上り詰めている。そのような現状においても磐田を特別なライバルとして迎えてくれた鹿島に対して我々ができることは、敬意を持ちながらも彼らを倒し勝ち点3を掴み取ることだった。

アウェイ側のチケットは完売。ゴール裏には約1,200人のサポーターが集まった。
アウェイサポーターに与えられた応援エリアはわずか4ブロックのみ。入場するとその狭さを感じたが、サポーターが密集することでより迫力のある雰囲気ができるとも捉えられる。
いつも通り旗や幕の準備を始めたが、鹿島は等々力や吹田と比べて幕を貼れる箇所が少なかったためどこか物足りなさもあった。

だが、そんな物足りなさは応援の熱さや勝利の喜びが吹っ飛ばしてくれるもの。
ウォーミングアップからゴール裏のあちこちで旗が振られ、狭いエリアなだけに当然前後左右の旗とぶつかり合うことになる。スカスカで振りやすいゴール裏よりも周りの旗とバチバチ接触しあうゴール裏のほうが応援のテンションもあがる。

結果は0-1で敗戦。今回のゴール裏は密集したことで一体感はあったと思うが、だからこそ熱量をもっと高めたかった。熱い応援ができていなかったわけではないが、もっとやれたとも思っている。攻勢に出ているときに「絶対に点を取るぞ」という盛り上がりが足りなかった印象がある。

応援で失点を防いだりゴールを決められるわけでないが、一人一人が「声を出す」「手拍子は頭の上」「大きく飛ぶ」といった基本はもちろん、周りにいる誰よりも自分自身が一番全力でやりきる。試合が終わった後に足がつったり、声がガラガラになったり、息切れしたりするくらいの全力を出そう。それを続けられればその熱量は周りに広がり波及していくはずだ。そうなったとき、サポートがよりチームの力になっていく。
90分を通して全力でやることはもちろんだが、少しでも質を高められればより迫力が出るし、そんなゴール裏を作れるかは我々次第である。そういう意味では筆者自身にも足りなかった部分はあり、悔しい思いをした。
だからこそ、次の試合はゴールや勝利を呼び込みたいと思う。

次の試合は中3日と短いがホームヤマハでの試合。
連敗の悔しさをここでぶつけて今度こそ勝とう。
快進撃の4月となるその口火を切っていこう。

G.K.


第6節 vsアルビレックス新潟@ヤマハスタジアム

等々力で雨のなか撃ち合いを制しての今季初勝利から気が付けば3連敗。そしてホームではまだノーゴール。そろそろヤマスタでネットを揺らしてくれ!俺たちを熱狂させてくれ!筆者は仕事の事情でなかなかアウェイに参戦できないため、尚更スタジアムでの歓喜に飢えていました。
先行入場し準備を済ませたあと、仲間のYさんとK君と「久々にヤマスタ探索でもしますか」という話になり、スタジアムをぐるっと回ってきました。

かつての応援中心エリア

2011~2012年ごろは上記写真のエリア周辺が応援の中心になっていましたね。少し昔話をすると、筆者は当時所属していた団体でサブのコールリーダーとしてトラメガを持たせてもらい、諸先輩方に毎試合叱咤激励されながらこの場所で頑張ってました。チャントのHOTSTUFFがお気に入りになったのはこの頃からです!


旧ゴール裏を体験したことがあるのは筆者と同じ30代前半以降の人が中心になるでしょうか。10〜20代のサポーターの方々も黄金期の話は聞いたことがあるかもしれません。90年代後半〜2000年代初期はむしろ負け試合を見ることのほうが難しい状態でした。筆者はこの頃小中学生で、この場所で応援する事に憧れていましたが、ここで初めて飛び跳ね叫んだのは神様、仏様、松浦様の時代(2008年)からでした。
このまま書き続けたら懐かしさで止まらなくなりそうなので、そろそろ試合の話に移ります。

今季ホーム初勝利!

今季初勝利は金J雨の等々力、ホーム初勝利は水曜ナイター雨。今年の磐田は雨に強い!そしてスタジアム巡りをして旧ゴール裏から力をもらったのか、完封!悪天候のなか参戦したファンの方々、ゴール裏で闘ったサポーター、そして118ブロックに来てくれた方々お疲れ様でした。

「どんな時も我々と闘って背中を押してくれるホームサポーターに勝利を届ける事ができて良かった。」

クラブ公式動画の中での横内監督の言葉です。試合後の選手を前にこんな話をしてくれる横内さんの人間性は素晴らしいと思います。こう言われたらサポーターのモチベーションも上がりますからね!

監督も言っていたように、苦しい試合ではありました。そんななかで後半に先制ゴールが生まれ、待ってましたと言わんばかりにゴール裏全体のボルテージも一気に上がり120%の力が湧き出ます。サポーター冥利に尽きる大好きな瞬間ですが、試合を通して最初から最後までまずは100%の応援ができるよう一人ひとりが意識をしてみましょう。

跳ぶ!唄う!手拍子!旗を振る!
サポーターの武器は十人十色、老若男女誰にでもできることがあります。筆者の後ろにいた高校生くらいの2人組、初めのうちは小さな声で歌っていたのが、いつの間にか大声で歌って飛び跳ね始めたのが凄く嬉しかったな〜。ゴール裏の真ん中に負けないくらいの熱い応援を118ブロックから作っていきましょう!

コウキ (Twitter : @hotjubilo )


第7節 vs 京都サンガFC@サンガスタジアムby京セラ

ホーム初勝利となった新潟戦から中3日でのアウェイ京都戦。選手たちにとっては体力的にしんどいと思うが、今シーズン最初の連戦を勝ち越して終わりたいところ。
そして何より、U-23日本代表への合流の為、一時離脱する鈴木海音を勝利で送り出すためにも何としても勝ちたい。そんな思いを胸に京都へ向かった。

1月23日に2024シーズンの日程が発表されたその日から、筆者はこの京都遠征をとても楽しみにしていた。桜が見頃を迎えるこの時期に京都へ行ける。しかも日曜開催。前日入りして春の京都を満喫するしかないだろう。
後になって高円宮杯プリンスリーグの開幕戦がアウェイ京都戦の前日に決まり、京都前日入りをキャンセルしようか迷ったが意志の弱い筆者は春の京都の誘惑に負けた。ホンマごめん。
もう「トップと試合が被らなければ積極的にユースの応援に参加します」とか口が裂けても言えない。


京都サンガのホームスタジアムであるサンガスタジアムのビジター応援エリアは指定席だ。個人的に応援エリアが指定席化されるのは好きではないが、シート貼りや列整理をする必要が無いのは純粋にありがたいし楽だ。
応援エリアを指定席化する理由は各クラブやスタジアムによって様々だと思うが、京都サンガの場合「シート貼りや列整理してる暇があるなら観光して京都に金を落としてけ」的な意味合いがあるのかもしれない。知らんけど。

実際、京都は日本が世界に誇る観光名所だ。死ぬまでに見ておきたい景色やら建造物が沢山ある。折角京都遠征するのなら観光もしなければ損だろう。
サンガスタジアムのある亀岡からさほど遠くない位置にある嵐山だけでも渡月橋、天龍寺、宝厳院、野宮神社、竹林の小径など見所満載である。
サンガスタジアムのすぐ近くには保津川下りの乗船場があるので、舟に乗って嵐山まで行き、嵐山から嵯峨野トロッコ列車に乗って亀岡に戻るなんてことも出来てしまうので興味のある方は是非チャレンジしていただきたい。

前述の通り筆者は応援エリアの指定席化に否定的である。その理由としては試合当日の応援エリアの状況に応じて、席の移動をしたりと融通を利かせられないのと言う点がネックだからだ。過去にも応援エリアが指定席であることが原因で起きたトラブルと言うのは何度も経験した。この日も一悶着あるかもしれないと少し不安だったが、何故かこの日は良い感じに人がバラけてゴール裏全体の熱量が均一になっているように感じた。この日は偶然なのかもしれないが、皆が同じ熱量で応援出来るのであればより統一感のあるゴール裏が作れると思うし、熱量のある人間を無理に固めて応援の発信源(いわゆる爆心地)を作る必要もなくなってくる。そのレベルに達するまでは、まだまだ先が長いが着実に向かえているのではないかと感じている。

サイズの大きい旗も良い感じにバラけた事で見栄えも素晴らしかった。

ペイショットがPKを失敗したときは一抹の不安を覚えたが、終わってみれば快勝である。その要因は色々あると思うが、やはり悪い流れを引きずら無かったのが大きいだろう。
この試合、ゴール裏も90分通して応援の熱量を維持できていたと感じた。
今回は3得点かつ無失点と言うイケイケの試合だったが、押されまくっている時やビハインドの時でも今回の様に熱い応援を維持できるようにしたい。

何はともあれ今シーズン最初の連戦を2勝1敗と言う上々の結果で終えることが出来た。鈴木海音も安心して日本代表に合流できるであろう。

次は磐田と相性が悪い名古屋が相手だ。今回の連勝は偶然ではなく実力であることを示す為にもしっかり叩いておきたい。
次は中5日あるのでサポーターの皆さんは京都戦の余韻に浸りつつ名古屋戦に向けてしっかり英気を養って頂きたい。
筆者は京都で致死量の花粉を浴びたので療養に励みます。

tkm

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