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2023年J2リーグ第9節 vs町田ゼルビア@ヤマハスタジアム


水戸での大勝から早4日、もう試合日である。この異常な過密日程にも慣れるものだ。

今節の相手は現在J2首位の町田ゼルビアだ。ここで相手チームについて少し知っておく必要があるだろう。
町田ゼルビアは今日本で最も成長著しいクラブと言っても過言では無い。
2018年に大企業である株式会社サイバーエージェントが町田ゼルビアの経営権を取得、2022年にはサイバーエージェントの社長である藤田晋氏が株式会社ゼルビアの代表取締役社長兼CEOに就任した。
今年のオフシーズン、サイバーエージェントの豊富な資金を活用して大型補強を遂行。即戦力となる選手を大量に獲得した。特に2019年に横浜Fマリノスのリーグ優勝に貢献したブラジル人FWエリキの獲得は多くのJリーグファンをざわつかせた。
注目すべきは選手だけではない。今年から町田ゼルビアの監督に就任した黒田剛氏は、1994年から2022年までサッカーの超名門校である青森山田高校サッカー部を指揮していた人物だ。近年、高校サッカーに置いて最強の名を欲しいままにしている青森山田高校サッカー部を作り上げた人物である。
そんな黒田剛氏のJクラブ監督就任は多くのメディアでも取り上げられ話題を呼んだ。

今シーズンの町田ゼルビアは開幕前から注目度が高く、J2優勝候補筆頭にあげられていた。
前節、ブラウブリッツ秋田に負けるまで開幕から無敗であり、評判通りの強さを見せていた。

そんな相手を前節から中3日と言う疲労が抜け切っていない状態で迎え撃たなければならないのはアンラッキーと言うしか無いであろう。

しかし我々はJ2の番人である水戸相手に大勝利を収めている。モチベーション高くこの大一番に挑むことができるのは大きいだろう。

仕事終わりの為、スーツや作業着で応援する仲間達

前半から町田の猛攻を受ける。町田はとにかく全ての選手がよく走る印象だった。
磐田が最終ラインでボールを回せば、町田の前線の選手が積極的にプレスを掛けてきた。プレスを掻い潜り、ボールを前に運んでも人数を掛けてボールホルダーを囲い込んでくる。徹底して試合の主導権を磐田に渡さないようにしてきた。
磐田からボールを奪うと町田の選手が一斉に走り出し、鋭いカウンターが始まる。攻撃は手数を掛けず、縦に早い攻撃を展開してきた。

前半10分、町田のGKポープのゴールキックを拾ったエリキがサイドの平河にボールを預ける。ボールを受けた平河は鈴木雄斗を振り切ってシュート。梶川の股下を貫く鋭いシュートで町田に先制を許してしまう。
磐田のDFがボールウォッチャーになってしまい、守備の対応が遅れてしまった。

しかし今日の磐田の選手達は落ち着いていた。失点してからも丁寧にパスを繋ぎ町田の守備を揺さぶる。水戸戦と同様にドゥドゥが試合の流れの中で柔軟にポジションを変えながら攻撃の組み立てをしていた。積極的にシュートを撃ち、クロスに飛び込むシーンもあった。
そして前半終了間際、右サイドの鈴木雄斗がドゥドゥとのワンツーで抜け出し、マイナス方向へグラウンダーのパスを出す。PA内に走り込んだ金子がシュートを放ちゴールネットを揺らした。金子のゴールで試合を振り出しに戻し、試合を折り返す。

後半も町田の猛攻を受けつつ、磐田も多くのチャンスシーンを作り出していた。
そして後半33分、事件が起きる。藤原優大の蛮行をきっかけに両チームの選手が入り乱れての乱闘が発生する。磐田サポーターの目の前での出来事であった為、藤原優大の蛮行や悪態をしっかり見ていた人は多いだろう。なので、ここに詳しく書き記すのは控えさせていただく。

藤原優大は主審からレッドカードを提示されピッチを去った。1人少なくなった町田はここから追加点を獲るのは難しいと判断したのか、露骨に時間稼ぎをする様になった。

1人少ない町田相手に磐田は攻勢を強めたが、結局追加点は獲れず1-1のドローで試合が終了。

勝ちたかったし、勝てる試合だったと思う。
それだけに失点シーンはあまりにも勿体無かった。そして、この試合で5枚ものイエローカードを貰ってしまった。只でさえ選手層の薄い磐田にとってこれは大きな痛手だった。
このイエローカードの累積は間違い無く後々響くことになるだろう。

この試合をポジティブに捉えるなら、疲労が蓄積した中で首位のチーム相手に互角に戦えた事だろう。後半だけ見れば磐田の方がやや優勢だった。

悔しい気持ちが収まらないが、次の試合が4日後に迫っている。選手だけでなく、我々サポーターも気持ちを切り替えなければならない。
この悔しさを次の熊本戦で晴らそうではないか。フラストレーションを大きな声援に変えて、次こそはチームを勝たせようではないか。我々もいつものエリアからチームを後押しします。共に戦ってくれる方は是非足を運んでください。宜しくお願いします。


町田戦のレポートを執筆中に松原后とポープ・ウィリアムの場外乱闘があったようだ。

ポープのInstagramのストーリーより

ポープの書き込みが嘘なのか本当なのかは分からない。我々が真相を確認するのは難しいだろう。
だが、磐田サポーターの立場としては松原を貶す内容の書き込みをされて黙って見過ごすわけにはいかない。
それなら我々サポーターがやるべきことは1つだ。8/12にアウェイ町田に乗り込み、選手と共に全力で戦うことだ。そして試合に勝ち、結果で黙らせてやろうではないか!
まだまだ先の話ではあるが、この一件に思うことがある人はアウェイ町田戦への参戦を前向きに検討して頂きたい。選手、サポーター、一丸となって町田を打ち負かし決着を着けてやろう。

tkm

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