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2023年J2リーグ第35節 vsレノファ山口@ヤマハスタジアム

 「HOTSTUFF始動にあたってのご挨拶」でも表明した通り、我々はジュビロ磐田のゴール裏で活動するグループである。その構成員の一人である筆者も以前はゴール裏での参戦を大前提としてスタジアムに通っていた。しかし、妻との出会い、そして結婚を機に、妻と一緒の時はバックスタンド、妻が不在の時には今まで通りゴール裏(118エリア)という二刀流観戦となった。このようにフレキシブルな観戦スタイルをとっているにもかかわらず、いつも温かく接してくれるグループの仲間たちには本当に感謝している。
 山口戦はバックスタンドで観戦した。今回のレポでは、バックスタンドから試合やゴール裏の様子を見て感じたこと、そして残りわずかとなったリーグ戦においてバックスタンドにいるサポーター(ゴール裏以外で観戦するサポーター)ができることは何か、私見だらけになるかもしれないが書き残しておきたい。

山口戦はD指定、バックスタンド最上段より観戦。バックスタンド最上段から見える磐田の夜景が地味に綺麗だと思うのだが、賛同してくださる方はいるだろうか。

試合の振り返り

 戦前のシチュエーションは以下のような感じであった。
①磐田は勝てば2位キープ、引き分けor負けだと清水の結果次第で3位転落
②山口は残留争いの真っただ中、少しでも自動降格圏から離れた順位に上が  
りたい
③両軍とも、お世辞にも絶好調とは言えない(磐田は前節こそ劇的勝利だが、3試合連続で先制点を献上、山口は直近5試合で1勝4敗)

 結果としては痛い引き分けだったと言わざるを得ない。そしてこの試合に限らず、これまでの勝ち点のとりこぼしが影響し、清水に2位の座を明け渡すことになってしまった。「清水」に明け渡したことで、悔しさが倍増したことは言うまでもない。
 サッカーにたられば論は禁物だが、ことごとく山口の守備陣に跳ね返されたクロスの質や合わせる側の技術レベルがもうちょっと高かったら、というシーンが多かったように感じた(もちろん相手のGK関の飛び出しのタイミングの良さを素直に褒めるべきシーンも多数。後藤がイエローもらったシーンとか)。FW陣の次節以降の奮起に期待したい。
 そして、悔しい引き分けだったことで忘れがちであるが、久々に相手をゼロに抑えたことは素直に賞賛するべきかなと。残り試合でもまず失点しないことはとても大切なことなので、今日のような守備陣の粘りに期待したい。

バックスタンドから見たゴール裏

Jubilation(ジュビレーション)が綺麗
これはもちろん山口戦に限ったことではない。今やヤマハでのナイトゲームに欠かせないものとなっている。暗転演出、そしてサポーターにペンライトを振ってもらい最高の雰囲気を演出、というアイデアを思い付き、実行に移した方は本当にセンスがあると思う。超個人的意見を言わせると、ペンの振り方や色にアクセントをつけて、コレオみたいな感じにできたら最高かなと(例 ブロックごとにペンライトの色をホワイト、パステルブルー、ブルーで分けて振る)。
②「FORZA JUBILO OH IWATA」の一体感がGOOD!
仙台戦のレポでも話題にしていたこのチャントの復活は、個人的にも本当に嬉しかった。そして、このチャントが復活してからのゴール裏の様子をバックスタンドから見ている者から言わせると、このチャントを歌っている間のゴール裏の一体感が素晴らしい。やはりメリハリのあるチャントは途中からだらけた感じにならない。このチャントは残りの試合でも多用し続けて欲しい。

バックスタンドにいるサポーターができること

 観戦する場所がどこであろうと、サポーターができることは愛するチームを応援することであり、それぞれの応援スタイルは尊重されるべきものである。バックスタンドでの観戦は、家族や知人で座って落ち着いて試合を見ながら応援したい、選手の姿をカメラに収めながら応援したい、スタジアムグルメを堪能しながら応援したい、といった人々に最適な観戦スタイルだと言える。そのような中でバックスタンドで応援するサポーター(というよりゴール裏以外で応援するサポーター)がチームの勝利のために、昇格のために戦うチームのサポートのためにできることは、ゴール裏のチャントに合わせての大きな手拍子好プレーに対する大きな拍手である。
 もちろんこれまでも、スタジアムにおける「手拍子」と「拍手」は選手たちを勇気づけ、勝利をもたらしてきた。特に「拍手」のタイミングの良さについては、以前にライターの河治良幸氏も指摘していたことがあった。

 リーグ戦終盤、残す相手は強敵、難敵ばかりだ。昇格に向けて負けられない戦いが続く。コロナ禍のリーグ戦で選手を後押しした「手拍子」と「拍手」は、きっとこれからも大きな後押しとなるはずだ。もちろん、繰り返しになるがそれぞれの観戦スタイルが存在する。その観戦スタイルを尊重した上で、できる範囲内で全力の「手拍子」と「拍手」をすることを提案しておきたい。

 なお、個人的な話をしておくと、筆者は最近バックスタンド最上段でゴール裏から聞こえるチャントに合わせて、まあまあ大きな声でチャントを歌い、頭の上で手拍子や拍手をしている。口ずさむ、というレベルではなく、ゴール裏にいるときと声量は変わらない。バックスタンドだから静かに応援しましょう、というルールは存在しないので、これも応援スタイルとしてはありだと考えている(たぶん少数派だと思うが)。もちろん近くにいる人に配慮する必要性はある(ちなみに山口戦、その前の大宮戦もそうだが、筆者と妻の席の周りは空席だらけで人がいなかった。伸び悩む入場者数が心配だ)。

 岡山戦は3位転落後の仕切り直しの重要な一戦となる。ジュビロ磐田、そして参戦される皆さんの幸運を祈りたい。筆者は自宅でDAZN観戦の予定。自宅なので、近所迷惑にならない程度にチャントを全力で歌い、「手拍子」と「拍手」を送る予定。ご近所の皆さん、覚悟しておいてくれ(笑)

おかず@ジュビロ(X:@jubilo1192)

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