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【講演⑤/5】かみさまからのおくりもの 親であることを楽しむために


「かみさまからのおくりもの」の著者であり、1児の母でもあるひぐちみちこさん。

かみさまからの絵本写真

そんな彼女が、こどもたちをすこやかに成長させるために、子育て講演会にて、わたしたち親がなすべきことを語ってくださいました。その中から、忘れられない言葉をつづります。

これまでのお話はこちら

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こどもたちのすこやかな成長のため、親がするべき仕事は何でしょうか。

①こどもの命を守る

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こどもがきょう一日健康でいて、ご飯をおなかいっぱい食べて、あたたかいふとんでやすらかに眠れたら、お母さんはそれでOKなんです。 

世界には、一杯の食べ物すらない人々もいるのですから。

②こどもにはふさわしい発達段階があるのを理解する

ひぐちさん5-2

こどもが一番発達するのは、実はお母さんのおなかの中なんです。

でも、妊娠中、親はおなかに宿った命を守っているだけで、あとは神様が育ててくださるのに任せていますよね。

おなじように、わたしたちはこどもが育っていく環境を守れば、それでいいんです。こどもには自ら育っていく力がうまれつきそなわっていますから。

それを無視して、1歳の子に3歳の子がやることをやらせようとするのは、こどもの今しかない1歳という時間を永遠にうばうことになるんです。

ひまわりの種は、土に植えるだけで大きくなっていきますよね。それは、種のなかに養分が初めからたくわえられているからです。

おなじように、大事なのは、こどもが育っていくのを、わたしたち親がいかにじゃましないかなんです。

大きくなるのはこども自身にまかせて、わたしたちはただ「大きくなったね」とあとからほめてやればいいんですよ。

いま、ひとりになることをこわがる子が増えていますが、これは本来一人で遊ぶべき時期に、ムリに集団のなかにほうりこまれたからなんです。

こどもに字が書けない時期があるのは、この時期は耳から聞くことが大切だから。このように、その時期ごとに、今やる必要のあることがあるんですよ。

③こどもからの「愛」に気づく

ひぐちさん5-3

こどもが小さい今の時期は、ただ「お母さん」であるだけで、こどもが無償の愛を注いでくれるとき。今はその愛にひたりましょう。

わたしたち親が、胸いっぱいにその愛を味わうことができれば、時がきたらこどもをちゃんと手放すことができるんですよ。

子育ては、こども時代の自分を育てなおすことです。こどものおかげで、実は自分のこども時代をもう一度生きなおすことができているんです。

その今をめいいっぱい楽しみましょう!

まとめ~こどもたちのすこやかな成長のため、親がするべきたった3つのこと

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①こどもの命を守ること。
②こどもには、それぞれの年齢にふさわしい発達の段階があることを理解すること。
③こどもからの「愛」に気づくこと。


これで、5回にわたった講演会の記録はおしまいです。

会場でお会いしたひぐちみちこさんは、本当に気さくで優しくて、ヒマワリの花のような方でした。あのころ、子育てでいろいろ悩んでいた心がすうっと軽くなったのをよく覚えています。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました!

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