昔の高野山にはお寺がもっとあった。その数なんと・・・(現在は宿坊が50カ寺弱あります)
高野山といいますと、海抜約1000メートルの山上に拡がる真言密教の聖地です。
実は、山としては「高野山」という山は存在せず、内八葉外八葉の峰々に囲まれた東西に6Kmに拡がる盆地を高野山と呼びます。
平成16年には「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、世界文化遺産に登録されました。
現在のお寺の数は117寺院。そのうち宿坊は52寺院
高野山には宿坊が多くあるイメージがあると思いますが、現在なんと52寺院の宿坊が高野山に存在します。
決して広くない面積にこれだけのお寺が存在するのは、まさに密教の聖地と言えるのではないでしょうか。
※宿坊とは本来、仏教寺院などで参拝者が宿泊するために作られた施設です。
実はもっと多くのお寺があった。なんとその数、2,000寺院!
弘法大師空海が1000年以上前に構想を打ち立て、高野山に開いた聖地ですが、現在に至るまで発展と衰退を繰り返してきました。
開創から現在に至るまでには、2,000以上の寺院が存在したといいます。
資料が火災などで消失しているため、一つひとつの歴史をたどることは現在では叶いません。
まとめ
今回は「過去には高野山に2,000の寺院が存在した」という話でした。
現在の寺院の数でも多いと感じますが、2,000の寺院が存在したとなるとさらに驚きではないでしょうか。
それではまた。
ー高野山法徳堂
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