民生児童委員研修(20240611)
江戸川区教育委員会教育研究所所長からお話を聞きました。
『様々な悩みを抱える児童・生徒を支える取り組みについて
~児童・生徒及び家庭を孤立させないために~』
教育委員会は知っているけど、「教育研究所」?
教育研究所では、区内に教育相談室(3施設)・学校サポート教室(6施設)・教育研究所分室を設置しています。教育相談室と学校サポート教室では、教育上の悩みを持つ保護者や児童・生徒等を対象とした教育相談をお受けするとともに、不登校児童・生徒の学校復帰に向けた直接的な支援を行っています。また、教育研究所分室では、不登校と問題傾向(非行)について、主に小・中学校の相談と対応を行い学校を支援します。
<江戸川区ホームページより>
不登校に関連する問題が多々あるようです。
令和3年度のデータ、区内の児童数・生徒数は約48000人うち不登校児童数400超。不登校生徒数1000弱・・約3%。これが多いのか少ないのかはわかりません。
ただ、直近の10年間、不登校児童数約3.6倍、不登校生徒数約1.8倍に増加しています。
データを示され、ビックリしました。
というのも、毎年小中学校の卒業式に列席していますが、中学校は年々増加傾向を実感していました。昨年度は卒業生の1割くらいが欠席でした。
一方、小学校は数人の欠席でしたから、あまり気にしていませんでした。
一言、不登校といっても状況は様々なようです。
・学校にいけない
・教室に入れない
・別室ならOK
・少人数ならOK
・大人とマンツーマンならOK
・短時間なら教室OK
などなど。
でもあるアンケートによると、「家で過ごしている」以外の
学校のサポート、教育プラザ、フリースクール、保健室、校長室、
、教室のどこかで過ごしている児童・生徒の7割くらいは『誰かと話したい』ということがわかったようです。
居場所づくり支援事業として提供されている場所が役立っている証だと思います。
何らかのかたちで誰かとつながりを持つことが児童・生徒の成長につながるものと思います。
民生児童委員の立場からすると高齢者も人とつながっておくことが大切です。
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