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最終巻を読む前に前巻を読み返したら死んだ。あるいは小さなコマがお前を刺す。

やあ、今日は12/4だね。つまり日本中が待望した例のあの本、こと鬼滅の刃の最終巻の発売日だね。

流行の話をことさらにするのは軟弱か? いや、話したいことは話したいときにするべき。だから話す。

流行にはとりあえず乗ってみることにしてる海月里も今日をワクワクしながら待っていたよ。最新刊を読む前に22巻を改めて読むことにしたんだ。

たぶんいろんなところでちまちまと読んでいて、22巻がでてしばらくしたころに追いついたので、22巻だけキンドルに入れていたのだ。

そしてタイトルにいたる。

精神に刺さったのは小さなコマだ。

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このコマなのじゃが。

いや、他にもカッコいいコマとか心惹かれる構図とかはたくさんあるよ?

でも、なんかここがピンポイントに刺さったんよ。

つまりじゃ、当時の炎柱というのは年代的に多分、杏寿郎ではなくて先代の槇寿郎の方じゃと思われる。煉獄パパじゃ。

最初に読んだときはなん気なしに読み流しておったのだけど、今回読むまでの間に、映画を見たからね、あの無気力飲んだくれパパの姿が記憶に新しいわけよ。あの「炎柱でもなにも成せない」って酒に逃げていたあのパパですよ。

いや、あんたすげーことやってるじゃんって、井黒さん救ってるじゃんって。そこで命を繋いだ井黒さんが柱になって巨悪を追い詰めたじゃんって。

なんかそんなことを思ってシクシクしていた。

いや、その過程で50人は犠牲になっているのだけれども。パパにして見りゃ一人しか救えなかったわけですけれども。

先が見えない闇の中で何をやっても無駄にしか思えないことのうちの一つでしかないのが、それでもちゃんと成果になったんだって思うと、報われるなあと思いました。

そんな感じで読み返していたら、死んだのじゃ。

あ、最終巻もとてもアツくてよみがえったのです。人気が出るだけのことはあるなと思いました。

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