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見える世界がきらめくわ

お城の夢を見た。
白と金を基調とした室内に、窓はガラス張りで、窓の外は一面に森が広がっていて、綺麗な川が流れていた。
きらびやかなチョコレート屋さんを訪れて、上に上がる小さな階段の事を訊ねると、そこに一泊できるのでしてもいいと言われる夢。少し前まで、泊まるホテルのことばかり調べる日々だったからこんな夢を見たのかもしれない。

住宅街にあったはずのチョコレート屋さんの2階、3階、4階の外が森だなんてありえないけれど、私の中でお城は森の中にあってほしいという気持ちが強いせいかそんな設定になっていた。
応接間、その上が寝室、そしてその上は朝食室。もう夜になってしまっていて、寝てしまうのがもったいないくらいだった。

ティンカーベル(ディズニーの方ではなく、原作の)が現れそうな気配があった。
ただただ綺麗で、密やかな空間だった。

目が覚めてすぐに、そのきらびやかな余韻だけが頭の中に広がっているのを確認した。
夢占いでは、良い意味合いと共に、プライドの高さのあらわれ、と書かれていて笑ってしまった。昔からプライドの高さはコンプレックスでもあったから。

お城って何だっけ、と眠りの森の美女(ディズニーの)を確認した。もっとずっと広くて高さがあった。

子どもの頃、毎日毎日飽きもせずに分厚い童話集を読み聞かせてもらっていた。だからずっと童話の世界が自分の中にあるような気がしていて、書かねば、と思うのかもしれない。

たとえばお姫様に憧れたことは一度もなかったはずだけれど、お姫様の住むお城の構造や装飾には興味があった。どこをどう登ったら塔のてっぺんにたどり着けるんだろう。ゴブリンのお話のように壁の中に扉が?その構造のレパートリーを知り尽くしたいし、新しい構造を考えたい。なんて休日の戯言そのものだな。


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