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後悔することなんて、何もないから

昨日、テレビを見て、気づいたら涙を拭っていた。

テレビを見て泣くことはおろか、

なかなか感情を表に出さないわたしが。

観ていたのは、高齢の方と雑談をして人生について学ぼう、という趣旨の番組だ。

新世界でインタビューを受けた70代の男性は、自分がずっと男性を好きだったことをあっけらかんと話した。

ずっと結婚せず、いろんな人と時間を過ごしたと笑いながら楽しそうに話していた。

でも、いつも「ちゃんと生きないといけない」と悩むことも多かったとも。

スタッフが「人生、後悔することはありますか?」と尋ね、彼は答えた。

「自分の人生に後悔なんてしなくていいよ、後悔することなんて、何にもないんだから」

気づいたら、わたしは泣いていた。

大学で体育会の部活に入り、レギュラーにならなくて悔しかった日々も、人間関係に悩んだ日々も、自分にとってはいい経験だったと考えていると思っていた。

でも、やっぱりどこかで、「もっとうまくやれたのに」と後悔している自分がいたんだな、と自分の涙を見て気づいた。

後悔しないということは難しいけれど、少しずつ、自分の歩んできた道を自分で後悔しない日がくるように今日も前を向きたいと思った出来事だった。

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