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春行を観て

台湾の王品文監督、彭紫惠監督、女性2人の作品。
台湾映画祭にあり、友人がチケットを取ってくれて観にいきました。

長年連れ添った夫婦の片割れが突如亡くなる所から家族の関係などを繊細に描写していく、静かだけど色々考えさせられる映画だった。

観ていて自分の両親が浮かび、いたたまれなくなった。
自分の父親も主演の夫の行動や感情表現が似てるので余計にイライラしたり、もどかしかったり。。。
荷物を妻役の人がずっと持ってる所とかも同じで持ってあげてと心の中で叫んでましたw(でも持たないってのがあるある)

死をどう受け止めるか、そこに行き着くまでのプロセスは皆違う。葬式も一つのプロセスだし、自分の中で故人との思い出を紡いていったり、はたからみると突拍子もない事をしたり。。

映像は私には優しく感じ、ただ綺麗だけではなく一つ一つに理由があったのかなと後から一緒に観に行った友人と話していた。

上映後にトークセッションがあり、
そこで答え合わせや、ああ、そういう解釈もあるのねと
頷いていた。

私も質問するチャンスをもらえて聞いたのは。。

〇〇に使われてたのは塩? *ネタバレになるので伏せ字
と、わかる人達にはすぐわかったのだろうけど、
石灰なのか、砂糖かも?と不思議な所に引っかかって聞いちゃいました😂

そこから大量の塩をどうやってあの階段で持ってきたのかとか想像して、もっといたたまれなくなりました。

最後に王監督から
台湾映画は生きがよく、たくましいと言っていて今まであった台湾映画に対する概念が変わりました。

トークセッションの工藤監督の遠いところを沖縄で観て号泣。
舞台になったコザのバーに行ってそこのスタッフの方々に映画撮影時の話も聞いてコザの街を歩きながら映画のシーンを思い浮かべてました。

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