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カイゴを10年行って独断で思う業界の陰日向

どんな仕事にも短所長所があると思うけど障害者メインに行ってきて独断でかんじた闇の部分と明のやりがいを紹介します


国家試験を取ってもメリットが無い

他業界であればそこの国家試験を取ればそこそこ食べて行けるようになりますが、介護業界では大半の会社では国家試験である介護福祉士を取得しても数千円程度の資格手当が増えるくらいです。

そもそも介護福祉士資格ほ業務独占であるその資格が無いと出来ないものではなく、名称独占のためにただ単に「介護福祉士」を名乗れるだけの資格です。

ヘルパーの呼び方の一種である介護士と国家試験である介護福祉士の違いは一般人では分からないと思います。

一般人の介護職にたいする職業意識の低さ

以前は家族介護が当然であり専業主婦である女性が介護をしていた歴史からその大変さが理解されず誰でもできるだけものと理解されてそれに伴って賃金も安いように思います。
 
確かに家族介護のように弁護士や会計士と違い間口は広いですが業務として行うには専門知識の習得と経験が不可欠になりますが、先にも述べましたが他の士業と違い国家試験を取得しないと出来ないものではなく未経験の方も多くいます。

ALS患者さんからはヘルパーの選別

障害者団体にはそれぞれの歴史があります。強く感じるのはALS(筋萎縮性側索硬化症)と言われると体を動かすのに必要な筋肉が徐々にやせていき、力が入らなくなる病気を持った団体は力ずくで権利を勝ち得た歴史があります。

それは生きるために社会理解を求めるための行動でした。その歴史のためか言葉が話せずに目線で文字盤を追いそれをヘルパーが読み取るために経験が必要ですが、それが出来ない新人を追い返した話しも聞きます。

当然ながら障害者も健常者と同様の権利がありそれを守るのもヘルパーの仕事と思いますが、個人的に見て過度の要求に感じる事も見聞きします。

昔居た障害者団体では同様の事がありましたが支援する側も平等に夜な夜な議論をしていたのを思い出します。彼らの過剰な要求の対して対応出来ないものを追い返したり過度の主張を行えば周りは昔からのヘルパーや試演者ばかりになります。

その事がいずれ自分の首を絞めることになったり噂になれば新しい方は遠慮する事になり、自己主張の強い方の縁は不足の声も聞きますが今の時代は親身になってその事を指摘する方も居なくなりビジネスライクになってきたように感じます。

私は知的、発達障害者の支援(介護)をしたい

これまでは良くも悪くも介護業界で多くの体験をしました。障害者グループホーム、障害児童デイサービス、高齢者小規模多機能施設、就労支援、高齢者デイサービス、老人ホーム、移動支援、重度訪問介護などです。

自分がやりたいと思うのは高齢者/障害者区分で言えば障害者介護で知的·発達障害と時間を掛けて寄り添う介護です。

人生最後にやりたいのは障害児童支援です、以前は介護福祉士も報酬手当が付いてスタッフになるのが可能でした。

法令改定で二度目チャレンジの目前で報酬手当が付くのは保育士か教員免許取得者のみになって2年間の経年が♘児童指導員資格が得られないので採用は難しく飼っては一度保育士試験を受けましたが免除以外の科目合格は無く受験料12,950円と受験対策の費用が多額かかるのて断念しました。

介護業界のジレンマ

介護の仕事をしてそれぞれの専門性を高めるためには費用も時間も掛りますが現場は多忙でそのワリに賃金が安い形態です。

知識習得にお金をかけるがコツコツと時間を掛けることが出来ません。私は前職の建設業界でも仕事時間は介護と同様の長時間に及びましたがしっかり給料に反映それて仕事の空いた時期にはしっかり休めました。

そのお金と時間で介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士受験対策を行い介護福祉士を取得したり保育士試験にチャレンジ出来ました。

不思議の事に多職種に居れば介護スキルの取得時間や費用を捻出出来たのに本当に必要とされる介護職になった途端にそれらと無縁になりました。

障害支援を専門的の学ぶには単発で安くても数千円でワンセット数万円も珍しく無いので専門性知識を学びたかったら多職種に就いた方がいいような変な現象があります。

これからはヘルパーの時代かな?!

ヘルパー不足がさけばれていますが、この先は介護会社や団体の選別に入るのではと思っています。選ばれためには生活に必要な収入は不可欠かと思いますがお金だけかと言えば高給与になればなるほどそれ目当てで集まる人も増えると思います。

企業もスタッフもお金だけの関係と割り切って需要を満たす方法もありだと思います。先ずは人不足解消が最優先にも思います。

人も企業も成熟すれば自然と次のステップの進むのが自然の理に思えます、人にもよると思いますがお金のために何を言われても耐える人が居ればそこから離れる人も居ます。

安月給で利用者から散々言われても生活のために離れられない現状からは変わってくると思います。

100均やファストフード店など安価で商品を提供しているお店と高級ホテルでは客からの要望対応も金額相応になりそれが当たり前の世界なのに介護業界は異様に思えます。

自費持ち出しの高級介護施設に入所ならどんなわがままの要求も対応されると思いますが公費で行う介護に対して高度なわがままと言える要求は100均のお店ならそこにある商品対応で、オーダメイド店なら客の詳細要求も費用を伴う事を条件に受け入れられます。

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