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映画「Dr.コトー診療所」を観て重度訪問介護で想う事

月額無料のミッドランドシネマ会員特典のバースデー価格1000円で映画を観ました。

上映映画一覧で「Dr.コト-診療所」に興味を持ちタネバレサイトで結末を知りました。エンディングが分かると熱量が下がりましたが気になって映画館に行きました。

あらすじと結末を知りつつもドラマに引き込まれて「圧倒的な数の怪我人を相手に満身創痍のコトー医師が全員を救う」場面が涙を誘いました。

私は医師ではありませんが志しある重度訪問介護の会社に勤める一ヘルパーとして胸が熱くなりました。

わずか10年前、怪我や病気、生まれつきの特性があることによって、自分らしく地域で暮らせることがあたりまえではない時代がありました。

制度はあるものの、事業所の少なさと付随してヘルパー不足が深刻なうえ、医療的ケアを提供できる体制がある事業所の少なさと並んで、医療的ケアを提供できる資格を持つヘルパーもまた希少性である時代、

“誰もが在宅で暮らすことの選択肢がある”はずである。

この“あたりまえ”の社会環境をつくり、世の中に“あたりまえ”の価値観として醸成をすべくその道を切り開いてきました。

会社創立理念

2022年11月に勤め初めて早3ヶ月を迎えようとしています。転職理由は前の施設勤めでやる事が多過ぎて一人一人の個別対応が出来ず慌ただしさだけで1日を終える日々の繰り返しで「その人にあったペースで関わりたい」の想いが募り半年後に訪問介護に戻りました。

「重度」訪問を選んだのは弟が脳腫瘍の手術が原因で他界して重度障害者の訪問介護の見つけにくさを聴いたことからでした。現在支援している利用者さんも色々と探してうちの会社を見つけられました。

訪問介護は各家庭の個別性が強くメインで担当している方は医療ケアの必要な方で諸事情でバタバタとする事や注意する点も多く、片道90分の通勤時間と1日11(10)時間×4日+8時間勤務と合わせて施設並みの忙しさで弱音を吐きかけた時にdr.コト-のドラマを見て初心を思い出しました。

忙しい事は事実ですが全て利用者さんが安楽に生活するために大切な事柄です。遍く重度障害者の支援をするために原則一人に一人のヘルパーが必要になり24時間体制だと1日日勤と夜勤の最低2人と2人の休日の対応であと2人の計4人が必要な業務です。

欲を言えば長時間勤務でなく8時間勤務にすると1日3人、3人の休日に更に3人の計6人が理想で通勤時間を減らしてスタッフの負担を減らす為に多くのスタッフが必要になります。

折下人手不足の介護業界であり重度訪問介護は施設と違い1対1の介護で介護時間は高齢者訪問介護の数時間単位とは違い8時間以上の長時間支援の人集めの難しさもあります。

折角ご縁があった職場や利用者さんのために自分が潰れないように時にはリフレッシュしつつもdr.コト-のように「1人になっても全員を救う」意気込みと熱い想いを心中に持ちながら勤務を続けたいと思える素敵な作品でした。
https://m.youtube.com/watch?v=t3bSqTsnEgU



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