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ぶらり川越散歩 +plus 温泉&立ち呑み

こんにちは。暫くぶりに乗り鉄旅がしたくなったアラ還なんちゃって鉄ヲタのホタテマンです。

さて、夏の青春18きっぷ旅がとても楽しかったので、冬の青春18きっぷシーズンが待ちきれず私鉄縛りの旅に出ました。今回のコースはザックリこんな感じ。

久里浜〜横浜〜川越〜新宿〜鶴巻温泉〜海老名~二俣川〜久里浜

では、具体的に見ていきましょう。


先ずはいつもの通り久里浜から。今回は私鉄縛りなので京急久里浜からスタート。

始発の快速特急羽田空港行き。多分、横須賀方面から快特で羽田空港に行けるのはこれだけだと思う。(時刻表を確認した所、5時台に特急の羽田空港行きが一本ありました。)

京急久里浜発04:59

2100形

この車両は朝晩のウイング号に使われる車両なのでクロスシート。ウイング号は優等列車なので追加料金が掛かりますが、日中や土日祝日は一般車両として追加料金なしで乗れるので、関東では珍しいタイプだと思います。

中はこんな感じ。

クロスシート

横浜に05:33到着。

駅名標


トイレに寄って改札を出ようとしたら面白い自販機を発見。

京急グッズの自販機
かなり大きな物も買える


横浜駅で東横線に乗換え。

東横線改札口

来ました。05:47発 各駅停車渋谷行き。

車両は東京メトロ副都心線の17000系

これで自由が丘まで行きます。この車両、ワンマン運転でした。ホームドアが増えると各社でワンマンも増えて行くことでしょう。超~~久しぶりの各停です。どの駅も改良・改築がされており、昔の面影は皆無。多少あったのは妙蓮寺駅かな?

06:15自由が丘到着。

06:18発 副都心線 東武東上線直通の急行川越市行き。この電車で一気に川越まで行きます。

車両は東急の5050系4000番台

自由が丘駅の上り最後尾は狭すぎて車両撮影が困難だった為、川越で撮影。

平日の上りでしたが、早朝だったのでまだそれほど混まずに都内を通過出来ましたが東武線に入り下り線になると反対側ホームは大量の通勤・通学客で溢れてました。それでも川越に近づくと私が乗っている下り線も徐々に学生を中心に乗客が増え、川越駅で一気に降りました。

07:27川越駅到着。

直ぐ後から東武の車両が入ってきました。

東武50000系

朝から何も食べて無かったので下りホームに有るそば屋さんで朝食とします。

文殊
岩のりと春菊天のそば


美味しいそばも食べ、これから川越散策です。

東武東上線川越駅改札口。フォントが小江戸風

JRは埼京線・川越線と川越線・八高線が乗り入れてます。

JR川越駅改札口


観光スポットは東口(北東?)に集中しているので東口から散策スタート!

川越駅東口

線路は北西から南東に向かって斜めに走っているので、東口と言っても小江戸と言われる観光スポットは川越駅の北側にあり、蔵づくりの街並みがその西側にあるのに対し、神社仏閣は東側に集中しているので朝も早いことから先ずは神社仏閣エリアから攻めます。

最初に現れるのが中院。川越総合高校の真ん前です。

一番手前の鐘桜門から入ります。

鐘桜門


釈迦堂

この地方のお茶で狭山茶なるものがあるそうで、その記念碑。

狭山茶発祥之地 碑
中院 二本の赤松がカッコイイ!
中院には島崎藤村ゆかりの茶室がある
山門
庭園内の立派な赤松
赤門

赤門から出て来て中院見学は終了。次は喜多院(北院)に向かいますが、途中にこのようなものが。。。

南院(多聞院)跡

天長年間  824~833頃に創建された3院の名前は「仏蔵院(のちに北院から喜多院)」「仏地院(のちに中院)」「多聞院(のちに南院)」で、3院共に星野山無量寿寺という天台宗の一つのお寺でした。南院は現在は住宅地になっているこの場所の近くにあったとのこと。明治初年に起きた廃仏毀釈により廃寺となってしまったため、このように当時の石仏等が雨ざらしになっており、とても残念な気持ちになります。


道を挟んで反対側から大きな喜多院の敷地が始まりますが、その最初に見えるのが仙波東照宮。こちらは日本三大東照宮のひとつである徳川初代将軍家康公を祀る神社だそうです。

仙波東照宮入口
鳥居
本殿ですが、朝が早すぎてまだ門が閉まってました。

更に敷地内を北上します。

井戸発見!


葵庭園
とても小さな厳島神社


喜多院慈眼堂への階段
慈眼堂
慈眼堂の説明


さあ、いよいよメインイベントの喜多院です。

こちらも七五三シーズン
隣には多宝塔
太子堂

喜多院の目玉のひとつに五百羅漢があります。こちらは有料なのですが、早朝のためまだ見学できなかったので外から写真だけ撮りました。

正面

見応えたっぷりの喜多院を参道から出て更に北上します。

武蔵川越仙波喜多院
北側の参道


県道川越日高線の手前に成田山がありました。

成田山川越別院山門(表門)。こちらも七五三
本行院
出世稲荷
大師堂
大五鈷杵(ごこしょ)。カッコイイ!密教感がパナイ!!
弘法大師。流石、真言宗のお寺


県道川越日高線を超え更に北上して住宅街を抜けると三芳野神社に着きます。ここは童謡「とおりゃんせ」発祥の地と言われる神社。雰囲気は寂しい感じでしたが、本殿は立派です。

参道入口
鳥居
本殿正面。少し寂しい感じがします。
本殿自体はとても立派


直ぐ北側には川越城 本丸御殿があります。有料にて内覧出来ましたが、時間が無かったので今回はパス。

立派な佇まい
徳川家の近縁の松平家のお城だったので家紋は葵の紋

ずっと歩いていたのでこちらで小休憩。中には大きな液晶モニターを使った川越城の歴史を説明する展示もありました。

休憩所も立派
本丸門跡


川越城もこれにて終了。北側の初雁城(川越城)通りの反対側に川越市立博物館と美術館があります。見学したかったのですが、時間の関係でこちらもパス。その東側を流れるのが新河岸川。

博物館


博物館横の道を更に北上すると県道51号線(川越上尾線)にぶつかり、少し東に新河岸川の上流があります。

新河岸川(宮下橋から撮影)。桜並木があり、春は良さそう。

そして新河岸川の西側にあるのが氷川神社。こちらも絶賛七五三祈願実施中。大勢の着物を着たちびっこと正装の大人が居ました。七五三は氷川神社の一人勝ちっぽかったです。

大鳥居
拝殿
舞殿
境内案内図
一の鳥居

氷川神社では交通安全のステッカーと身代り守を頂きました。


さぁ、神社仏閣エリアの北上はここまで。西に転進して小江戸川越一番街方面に向かいます。

途中、川越市役所に大手門跡がありました。お城の敷地はここまであった模様。

川越市役所前には室町時代後期に活躍した武将 太田道灌公像と川越城大手門跡


時の鐘に向かう途中にあったお煎餅屋さんの「大玉や」でお土産の煎餅を購入。店主のおばあさんとしばらくお話した後、店内にあった時の鐘のミニチュアを発見。おばあちゃん曰く、先代は大工の棟梁でその弟子だった人が作ったとのこと。大工はキャッシュフローが大変なので日銭が稼げる煎餅屋さんに商売換えしたとのこと。

時の鐘のミニチュア


かねつき通りに出ると時の鐘が見えて来ました。

かねつき通り
時の鐘
説明文
薬師神社
塔の階段
井戸発見
16メートルは意外と高い


小江戸川越一番街に出ました。


ここからは県道12号線 川越栗橋線を南下します。すると蓮馨寺が現れます。ここは七福神の福禄寿をお祀りしています。

浄土宗 蓮馨寺
本堂
おびんづる様。痛い所をさすると治る。。。らしい
福禄寿


そろそろ川越散策も終了。でもその前にもう一ヵ所、熊野神社にお邪魔します。

熊野神社は八咫烏(やたがらす)

こちらの八咫烏の拝殿では水晶に手をかざすとお告げの言葉が後ろの液晶モニターに現れます。

右が開運、真ん中が縁結び、左は良くわかりません。
本堂


川越を十分満喫したので次の目的地に向かいます。帰りは東武東上線ではなく、本川越から西武新宿線で新宿に向かいます。

駅入口

本川越は西武新宿線の終着駅なのでホームには階段なしで入れる。

改札口

10:36発 急行西武新宿行。田無までは各駅停車。田無の先は上石神井、鷺ノ宮、高田馬場、そして終着駅の西武新宿。

6000系


11:38 西武新宿着。隣のホームには本川越駅を2分前に出た西武特急小江戸18号・西武新宿行が折り返し11:40発 特急小江戸15号・本川越行として出て行きました。この電車は優等列車なので指定券が別途必要。

10000系のニューレッドアロー
新2000系が隣のホームに居ました
綺麗な改札口


時間も正午前だったので新宿にある立ち飲み屋で軽く昼呑みとします。

JRの線路横にある想い出横丁
立呑み「晩杯屋」

酎ハイ4杯、炙り〆鯖、アジフライ、煮込み、湯豆腐でのお勘定が1700円でおつりが来ました。

どれも美味

いい感じでほろ酔いになったので、旅を続けます。次は小田急で鶴巻温泉に向かいます。

小田急は新宿のデパートを閉鎖して現在再開発中なので改札口付近の見た目は綺麗ではないです。因みに、小田急の新宿駅に来るのはうん十年ぶりだったので全然知りませんでしたが、急行・快速、ロマンスカー等は上の階の1階、各駅停車等は地下1階になってました。

小田急線新宿駅改札口

12:41発 小田原快速急行・小田原行

車両は5000形。少しフロントがJR東日本のE233系に似ているような気が。。

5000形

快速急行なので、新宿を出ると代々木上原、下北沢、登戸、新百合ヶ丘、町田と飛ばしていきますが、晩杯屋で少し飲み過ぎたせいか、町田で途中下車してトイレ休憩。戻って来たら急行が待ってました。町田から先の快速急行と急行の停車駅に違いはないのでいい感じの乗り継ぎになりました。

8000形


目的の鶴巻温泉の一つ手前の伊勢原で後続のロマンスカーが追いつきました。

60000形 MSE
特急はこね57号・箱根湯本行


無事、鶴巻温泉に到着しました。

駅舎は木目の落ち着いた感じで素敵です。

ホーム天井
改札口
駅舎全体も落ち着いた感じ


そして目的地の温泉!駅から徒歩3分程でアクセスは最高。

左手には無料の足湯施設
弘法の里湯
暖簾の先がお風呂場

泉質は透明ながら少し塩っぽかったのでナトリウム系かと思いましたが、どうやらカルシウム含有量が全国でもトップクラスだとか。料金は平日だったので2時間800円(土日祝日は1000円)。多分市営なので秦野市の在住・在勤の方は平日600円で利用できるそうです。


お風呂にも入れたので次の目的地に向かいます。

先ずは小田急で海老名まで戻ります。

帰りも5000形
駅名標


海老名で相鉄線に乗り換えます。

相鉄線方面連絡通路


相鉄線も久しぶりなので「相鉄デザインブランドアッププロジェクト」で新しくなったYOKOHAMA NAVYBLUEの車両に会えると思っていたのですが、ホームで待っていたのはなんと東横線・目黒線・都営三田線直通の各停 西高島平行き。車両も今朝乗った5050系に酷似した5080系。しょうがないのでこの電車で二俣川まで行きます。

5080系

二俣川到着。

二俣川は運転免許センターがある関係で神奈川県在住者で行ったことのある人も多いと思います。私も16歳の時に原付一種の免許取得の為に初めて訪問した40年前から幾度となく訪問していますが、ここ10年ばかりはゴールド免許のお陰で地元の警察署で更新が出来、ご無沙汰してました。今回14~5年ぶりに来てみたら、駅舎から何から完全リニューアルしていてとても立派になってました。

最近増えた女性の車掌さん
駅名標
改札口
立派な駅舎


駅から徒歩0分で到着。

立ち呑み 「じぇんとるまん」
酎ハイ、板わさ、銀杏
イワシの丸干し

お腹もいっぱいになったのでお勘定して撤退します。

二俣川で横浜行きを待ってるとやっと会えました。ネイビーブルーの相鉄車両!!興奮します。リニューアル車でしたが、内装もとても洗練されたデザインで良い感じでした。

9000系(リニューアル車)
相鉄線横浜駅改札口

後は京急に乗り換えて快速特急で京急久里浜まで戻って帰宅です。

1500形

今回の戦利品。氷川神社の交通安全ステッカーと身代り守、手焼せんべい、崎陽軒の月餅(娘の最近のお気に入り)、二俣川のローソンで買ったアンパン3種と新宿で買ったずんだ餅。

戦利品

とても楽しい旅でした。平日に観光したりお酒飲んだりするのは背徳感が優越感になり、気持ち良かったです。川越は見どころたっぷりで満喫できましたが、週末等に人が集中すると思われるので平日で本当に良かったです。また、新宿の晩杯屋も始めてでしたが、とても安価でしかも肴がどれも旨いので大満足!!お風呂も良かったし、二俣川も楽しかったです。

更に首都圏の私鉄乗り入れ事情を体感出来て良かったです。自由が丘~川越とか海老名~西高島平とか、京急でも成田空港行とかがあるのでわかってはいましたが、実感するとまた違った景色が見えてきます。失われた30年と言いますし、実際地方路線はどんどん廃線になっていますが、首都圏や大都市の鉄道事情は進化しまくってる印象ですね。

また似たような旅行を企画して違う場所を攻めたいと思います。


それでは皆さん、また逢う日まで~~~お元気で!!


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