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Episode 4 知ってもらいたい理由があるのです。

目に見える障害や特性がある方以外は、自分の障害や特性を隠そうとする傾向があると思います。
だから、自分の障害や特性を「カミングアウト」する、というタイミングが話題になるんだと思います。
みんな自分の「普通ではない部分」を突かれたくないって言うのが本音なんでしょうね。

本当の自分の姿を開放して素直に生きたい。
この世の人が、みな感じていることなんでしょう。
老いも若きも、身体障害者も健常者も、発達障害者も定型発達者も、性的少数者も男も女も、多かれ少なかれいろいろな悩みを抱えて生きているのだと思います。

そんな中で、身体障害者・発達障害者・性的少数者などと世間で呼ばれる人たちは、自己を形成する基本的な部分で社会の多数派の発想や行動と相容れない部分が大きいのでしょう。

身体障害者は体を動かす機能に制約があるのでしょうし、発達障害者や性的少数者は体を動かす機能は正常でも、心と体のバランスが独特だったりということがあるんだと思います。

ある時、自分は他の人と違うんだと気が付きます。
そして、違うことに悩みます。

気付きのタイミングやきっかけは人それぞれでしょうが、悩みを伴う気付きには「ストレス」をも伴うことが多いのです。
それが自分を苦しめる…「何で?」と。
そして、秘密として内側に閉じ込める…そうなってしまう人が、ほとんどなんだと思います。

閉じ込められた秘密は、外からでは見えません。
前に書いた​「左利きのスプーン」​の話と一緒、多数派の右利きでは左利きの立場に立ってくれないのです。
だから、左利きは「右利き用に出来たスプーンは、左利きには使いにくい」って話をする必要があるのです。

本当は、いろいろな障害を取り払ってバリアフリーの灰色を作りたいんですけど、そのためには先ず、自分自身のことを知ってもらわないとなりません。

ここからしばらく、AS系のASDである私自身の「特徴」について書いて行こうと思います。
なるべく平たい言葉を使って書こうと思います。

いつか自信をもって笑顔で人の前に立ってカミングアウトできるように、私自身を見直していこうと思います。 

旧ブログ アーカイブ 2018/9/18

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