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Episode 180 私たちは普通です。

「空飛ぶ広報室」は数年前に綾野剛と新垣結衣でテレビドラマ化された有川浩さんお得意の自衛隊モノの小説ですが、私はこのTVドラマ版ですごく印象に残っているシーンがあるのです。
桐谷健太扮する人気俳優「キリー」が自衛隊の基地で自衛官にサイン攻めに会うのを目撃するシーンで、新垣結衣扮するTVディレクター「稲葉リカ」が「何がフツーですね」と呟き、ムロツヨシ扮する広報官「比嘉哲広」が「フツーですよ。自衛官も人間ですから。」と答えるのです。

なんか自衛官って「巨人の星」的な、いつでも全力訓練中の「軍人さん」なイメージですが、普通の人間って当たり前のことを言われて、なんか「目から鱗が落ちる」感じ。

人間が持つ固定観念なんて、こんな感じなんでしょうね。
大体にして、自衛隊は軍隊じゃないし。
でも、ほとんどの人は「≒軍隊」と思っているでしょうね。

内側から外に対しての情報発信って、すごく難しいと思うんですよ。
内側の人間にとって「ごく当たり前」のことであっても、外側の人間はそう見てくれていない感じでしょうか…。

私がこのブログに託す思いは、発達障害を持つ人のことを「普通」の人に伝えたいということです。
そして、発達障害を持つ人も「普通の人間」だとわかってほしいと言うことです。

コツコツと書き続けている、そのうちに誰かの目に留まることを信じて。
「是非、定型者に読んでいただきたい」というのが、私のささやかな願いです。

旧ブログ アーカイブ 2019/3/13

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