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Episode 52 流れ作業は苦手です。

子どものころに有名なスポーツ選手の真似をするのは良くある話です。
50歳も近くなった私の子どもの頃のヒーローと言えば野球選手。
左利きの私は、マネのしやすい王選手とか掛布選手の動作を一所懸命にコピーしたものです。

これって「ルーティン」の話なわけで、ネットで検索すると「イチロー選手が打席に入るたびに必ずする一連の動作」みたいなことが上位でヒットします。
イチロー選手の他にも、有名なスポーツ選手には特定の決まった動作があったりします。
ちょっと前にはラグビーの五郎丸選手のポーズが有名になりました。

その一方で、ルーティンワークっていうと「単調な決まりきったつまらない仕事」って思う人もいるみたいです。
朝の作業は分刻みでヤルことが決まっているって、以前お話ししました。
起きてから通勤で家を出るまでにやるべきことを確実にこなす、完璧主義を作り上げる両極思考からくる、すべてを〇で埋めるって話です。
確かに、スポーツ選手みたいにサマになったカッコいい一連の動作…ではないですねぇ。
内容はイチロー選手のそれと同じのハズなのに、この差は何でしょう…。

職業上でルーティンが苦手な人もいるみたいですが、私は大好きです。
逆にこれがないと仕事にならないほどです。

ASD傾向のある人はルーティンを好むって、よく聞く話です。
でも「なんで好むのか」って話はあまり聞きません。
一言で言えば「定型・定例」が「安心・安定」につながるから…なのですが、ルーティンを好むからと言ってラインの流れ作業が好きかって言ったら、一概にそうではないじゃないですか。
だって現に、私はどんなに「定型・定例」で「安心・安定」でも、流れ作業が苦手ですもの。

私が思うASDとルーティンの関係をお話ししたいと思います。
あくまでも私の個人的な見解ですが、ASDだから単純作業を好むって話ではないって、伝えられたらいいな…と思います。

旧ブログ アーカイブ 2018/11/5

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