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Episode 10 大きさは関係ないのです。

細田守監督の映画は見ていて楽しいですね。
「時をかける少女」のころから見てますから、もう10年来のファンです。
この夏はもちろん「未来のミライ」を映画館に見に行きました。
このブログは映画評論じゃないし、最新作で映像パッケージ化もされてない作品なので内容には触れませんが、流石です、面白かった。

でも…
「ちょっと待って、映画館の大音量ってどうなのさ?」
「過敏って、大きな音が苦手そうだけど…。」

結果から言えば、私の場合、全く問題なしです。
ざわついた環境が苦手だといういうことは、居酒屋で潰れる(溺れる)話で触れた通りです。
でも、映画館は基本的にざわついていません。
劇中の音情報は、music / sound / voice の他に、劇中で必要なざわめき(=noise)も含まれていますが、あくまでも作品に必要な演出上の話です。
例えば、雑踏のざわめきが主人公の心理描写に繋がる…なんて話はあり得ることですよね。
たった2時間程度の時間をきっちり物語に仕立てるわけですから、必要ないものを放り込むような無駄なことは先ずないでしょう。

確かに聞く体制を作って(=緊張状態を作って)映画を見るわけですから、一定程度の疲労感はあります。
でも、それはAS/ASDに限らず、誰でも一緒でしょ?

そんなわけで、どんなに大音量であっても、ライブや映画館程度の音量であれば過敏に影響しません。
映画での音情報やライブでの演奏は、観客に届けるというパフォーマンスなわけで、ライブ会場の盛り上がりは、観客から舞台上の人への共通のベクトルで結びつきます。

つまり私の場合、どんなに大きな音であっても、自分の視点から理解できる音であれば過敏には影響しないのです。
道を歩いていてクルマのクラクションに驚くことはあっても、自分で車を運転していてクラクションを鳴らしても驚かない…そういうことです。

それで、先日の「未来のミライ」ですが、公開時期が夏休みということもあって、子ども連れが多かったわけです。
ポップコーンを食べる音とか、気になって気になって…。

結局、後日レイトショーへ…。

旧ブログ アーカイブ 2018/9/24 

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