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Episode 54 マルチタスクも可能です。
朝の身支度をしていて気が付いたことがあります。
ルーティンの内側のコトは、普通にマルチタスクを実行できているって事実です。
バッティングやピッチングの動作って、分解して突き詰めるとカラダを動かす一連の動作自体がマルチタスクなんだって話をしました。
それを無意識にできるレベルまで引き上げたものが一塊のバッティングやピッチングの動作だって話の裏表の関係です。
朝起きて、お湯を沸かしてコーヒーを淹れます。
お湯を沸かしている間にPCを立ち上げ、ソフトを開いてスタンバイ、食洗器から洗い終わった食器をしまって、スマホやノイズキャンセルの為に使っているヘッドフォンの電池残量をチェックして必要なら充電…そうこうしているうちにお湯が沸いて…。
こんな感じで私の朝が始まるのですが、どう見てもお湯を沸かすという作業をバックグラウンドにして他の作業を詰め込んでいます。
その他にも、お風呂のお湯を抜いてる間に顔を洗って髭を剃って…とか、考えてみれば何かしらをバックで実行させておいて他のことをやるって、チョコチョコと出てくるんですよね。
つまり、ルーティンとは「効率的に作業を進めるための方法」っていうのが正しい認識のようなきがするんですよね。
ASDな私は、正直に言ってマルチタスクは得意ではありません。
でも、ひとつひとつ作業していくだけでは時間が掛かって大変です。
もともと時間厳守派の私としては、時間を守るためにどうしたらよいかという点について「スタート時間を早める」方法を選んだわけですが、毎日定型で行われる作業については、ひとつひとつの作業に掛かる時間や作業量が明確に分かるようになってきます。
そこを自分なりに組み合わせて、同時作業をひとつの塊にして捉えるようにする…これが朝の作業をマルチタスク化する方法です。
組み合わせるものは基本的に決まっていて、別の組み合わせにすることは殆どありません。
ルーティン内でマルチタスクが実行できる理由はきっとこれです。
定例の定型って、周りからはそう見えるでしょうが、定例で定型だからこそマルチタスクが可能になるのです。
ASDの人がルーティンを好むのは、安心安定を求めているほかに、自分なりの作業効率化を求めた結果なのだと私は思うのです。
旧ブログ アーカイブ 2018/11/7
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