第57回イベントレポート『土中環境改善のための炭造り特別講座で作った炭を使って造作してみた』
2023年2月4日、立春。
朝8時、最寄りの高尾駅前のバス乗り場は、高尾山や陣場山を目指す登山客の人々で溢れ返っていました。
今日の参加者は総勢6人。私以外の全員が、山の手入れは初めての経験です。
早速、沢に入りました。
炭の持つ波動エネルギーを利用する
まずは基本中の基本、足掛かりの造作からスタートです。
階段づくりにもチャレンジしました。
より安定させるために木杭を打ちます。
焼き杭が望ましいですが、杭は打つだけでも土中環境改善に効果があります。人体に鍼を打つのと似ています。
最後に、土が露出してしまった所に炭を撒きました。
炭は、光が当たると超音波を出すのだと、最近知りました。その波動が呼び寄せた菌を元気にさせ活性化させ増殖させ、植物の発芽や生育を促しているのではないかというのです。
もしそうだとしたら落ち葉を被せない方が効果的かも!、とのことで、今回はこのままにしてみました。
詳しく知りたい方は、コチラをお読みください↓
沢から一段高い所の小さな広場(ん⁈、この表現はヘンか?)まで、道が繋がりました。
この階段を登ると、ホタルが群生乱舞する風景を楽しむには最高のビュー・ポイントになりそうな高台に出ます。その日を想像しながら、その高台スペースを『ほたるてらす』と名づけてみました。
ランチタイム♪
「アタシ毎日、炭を食べてるんですよ」
「え〜っ!、私は毎日、食べられる炭を作ってるんだけど、、」
そんな突拍子もない奇遇から、お昼の談話が始まりました。
福生、羽村、檜原、、、、今日は何故か西多摩の方々ばかりが集まり、ローカルな話題で盛り上がります。西多摩自然フォーラムという里山の自然を守る活動を30年以上もの昔から続けてる団体があることも知り、その場で私も含む二人が入会しました。
広若さんが炭と出会ったのは、インドネシアにあるボルネオだったのだそうです。
熱帯雨林の話、、森の人・オランウータンや先住民ダヤク族の話、、そして炭の話、、と話は尽きず、〝生〟の体験談だから、その全てが、この森とも繋がっているのを実感させられます。
食後のひと時、森の仲間タケさんと行き会いました。昨年から「恩方くらしラボ」という新しいプロジェクトを立ち上げ、隣接する耕作放棄地を開拓し、自然の摂理や循環を大切にしながら様々な農法を試しています。
折しも、菌ちゃんファームに興味を持ち、色々と調べていたという参加者の方と意気投合。この森の不思議な計らいでしょうか、素敵な出会いとなりました。
出産準備
まずは、水が欲しい、、、。
もうすぐ、両生類たちの出産のシーズンです。
私が以前、公園の維持管理をやっていた大田区では毎年、2月14日のバレンタインの日にヤマアカガエルやヒキガエルたちが池にやって来て、愛するパートナーと出会い、恋に堕ち、結ばれ、産卵をしておりました。
この森でも私は、ヤマアカガエルさんやモリアオガエルさんとは何度かすれ違ったことがあります。未だ出会ったことはありませんが、きっと、この山の何処かでトウキョウサンショウウオさんも、産卵場所を求めて彷徨っているかも知れません。
そこで午後は、枯れ沢より先に、枯れ池を復活させようと試みました。
水さえあれば、生物多様性の復活は驚くほど早く進むと聞いたことがあります。
ガチガチですが、只管掘ります。
悪戦苦闘の末でしたが、参加者の総意の上でイベント終了時刻を1時間延長し、何とか水を呼び込むことが出来ました。
一日のふりかえり
作業を終えて一日を振り返り、今日の感想を分かち合いました。
参加された方々の声
♡ おさむさん
「今回2回目で、でもこの山づくりは初めてだったので、めちゃくちゃ面白かったです。けっこう単純なことなんだけど、効くんですね、あれが、、。うちでもやってみたいなと思いました」
♡ みちこちゃん
「今日初めて参加させていただきました。色んな経験と、お話を伺いまして、ホント夢見てるみたいで楽しかったです。また是非参加させてください、家族で来ますので宜しくお願いします」
♡ 広若さん
「今日は色んなワザを学びに来て、プリンシプル、原則とか、具体的にはこうするんだよという、ケースバイケースでこうやりましょうということも、大変簡潔に解りやすく、これからの私の指導の見本になるような、素晴らしくスマートな方法で教えていただきまして、本当に有難うございました。
ホント、あれを全国の森でやったら『ナラ枯れの木を利用して、ナラ枯れが止まる!』とか、そんなんなったら本当にいいですよね!。そうゆう桃源郷を目指してますので、いっしょに黄泉の国、でわなく桃源郷に行きましょう。とゆうことで、夢が醒めないうちに早く帰ります(笑」
主催者ふりかえり
「幾つもの偶然が重なって、人と人との出会いを繋げ、この世界に、不思議なネットワークを織り成してゆくんだなと、そんなことを何度も感じる一日でした。
参加者の方々の、自然や、地球に対する想いが、この森を通して大地に繋がっていけばいいなあと思いました」
参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。
ホタルさん、そして活動に興味を持たれた方は、是非一度、森に来てくださいネ!!
今後の活動予定
今年7月から来年6月までは、ホタルの会の新年度になります。年度内で最初に参加する際に、年会費(または単日参加日)をお納め下さいますよう、お願い致します。
◎ 現時点で決まっている今後の予定は、
2/17 (金)
3/4 (土)
3/17 (金)
※冬の時期(12〜2月)は日が短いため、通常より終了時間を1時間繰り上げて実施します。
4月以降の予定は決まり次第お伝えしますが、ご希望する日時・曜日等ございましたら、どうぞ気軽にご連絡ください。
一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
協力感謝
『枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会』は、任意団体です。
公益社団法人 国土緑化推進機構様による緑の募金事業の支援を受けています。
一般財団法人セブンーイレブン記念財団様の〝環境市民活動助成〟を受けています。
支援ありがとうございます。
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