なんと呼べば
暖かな日差しの粒子を
めいっぱいに含んだ
空気を深く吸い
柔らかな決意とともに
吐き出す朝の
高揚を
日々の混沌とした
汚れを洗い落とし
形を整え
からりと晴れた
午前に干していく
爽快さを
嵐が過ぎ去った
あとの小さな部屋で
埃ひとつ舞い上がらない
静寂に促され
指を重ね合う
甘い諦めを
いなくなってしまった
人たちを想って
うずくまり
けたたましい夕焼けが
夜を拒絶する
悲しいわがままを
いったい
私は
なんと呼べば
いいのでしょうか
大事なお金は自分のために使ってあげてください。私はいりません。